オタク最強ユニットとして圧倒的人気を誇るアイドルグループ・でんぱ組.inc。2008年に結成された同グループは、キャパ80人程度の東京・秋葉原のライブ&バー『ディアステージ』を拠点に"地下アイドル"として活動していたが、昨年5月に初の日本武道館公演を実現させるなど、今もっともノリにのっているアイドルグループのひとつだ。



 今年に入ってからも勢いは衰えず、2月に開催されたワンマンライブ『でんぱーりーナイトdeパーリー』では、年内に日本を含む世界7カ国でワールドツアーを行うことが発表された。2月18日にリリースされた3rdアルバム『WWDD』(トイズファクトリー)はオリコンの週間アルバムチャートで3位を記録するなどセールスも好調。現在、4月29日にタレントの中川翔子(30)とコラボレーションした最新シングル『PUNCH LINE!』(Sony Records)で話題を集めている。

 そんなでんぱ組.inc が、3日夜に放送された音楽番組『MJ(ミュージックジャパン)』(NHK)に「しょこたん でんぱ組」として中川と共に登場し、"パンチラ"をテーマにした最新曲を披露した。

 ひざ上25センチの超ミニスカ姿でステージ上に現れたメンバーと中川。コラボユニットのセンターとなる中川は、「地球の風という一瞬のミラクルが見せてくれる尊さ」という言葉を使って"パンチラ"についての熱い思いを語る。
続けて「今日はみなさんに見ていただくためのパンツをはいてきたんで!」と宣言すると会場に詰めかけたファンのボルテージは一気に上がり、でんぱ組.incのメンバーと一緒にパンチラ連発のパフォーマンスを見せた。

 曲中ではローアングルのカメラワークがやたらと多く、メンバーたちがくるりと回転するたびに、色とりどりの"見せパン"がチラつく。視聴者の中にはNHKで歌うような曲ではないという見方をする人もいたようだが、ポップな曲調とキュートなダンスの途中で見えるパンチラは決してイヤらしいものではなく、むしろアイドルとしての"必死さ"のようなものが伝わるもので好感度の高いものだった。

「個性的な楽曲で人気を集めるでんぱ組.incですが、最新曲もこれまでに負けず劣らずインパクトのあるものに仕上がっていますね。パンチラといえばアイドルにとっては天敵のようなものですが、ここまで堂々と披露されては清々しさすら感じますよ(笑)。昨今のアイドルの中には、わざとパンチラを見せるようなダンスをして注目を集めようとする人もいますが、あえてそれを公言することによって、嫌味もなくファンに刺激を与えることに成功しているのだと思います」(芸能ライター)

 何をやっても評価されるほど、でんぱ組.incは勢いに乗っているのだろう。
そしてそれは、楽曲だけにとどまらず、テレビCMなどにも顕著に表れている。

 現在、でんぱ組.incは飲料メーカー・キリンの「メッツ」に出演しており、そのスタイリッシュな内容がネット上を中心に評判を呼んでいる。さまざまなパターンがある中でも特にメンバーがメーンで出演している「恋のライチ篇」は人気が高い。俳優の田中偉登(たなか・たけと/15)演じるクラスのイケメン男子を取り合い、制服姿のメンバーが恋のバトルを繰り広げるという内容で、お弁当やプレゼント、ラブレターが飛び交う中、スリッパや上履きを振りかざして6人が戦う。ワイヤーアクションを駆使した演出はスピード感にあふれたもので、そのストーリー性はコメディタッチでもあり、視聴者の間からは「まるでハイクオリティな映画」のようなだという声が上がっている。

 また、金髪ショートヘアがトレードマークのメンバー・最上もが(もがみ・もが/年齢非公開)は、推定Eカップといわれる胸を活かし、グラビア活動にも熱心で多くのファンを刺激する。
スレンダーでありながらグラマラスなナイスバディは男性だけでなく、同性からも絶賛されており、幅広い活躍が期待されている逸材だ。

 ユニットでの活動はもちろん、ソロ活動からも目が離せなくなりそうなでんぱ組.inc。持ち前のコミカルな要素とセクシーさを武器に芸能界で一大旋風を巻き起こしてくれることだろう。
(文=オオハシ ユウ)