お笑いコンビナインティナイン岡村隆史が26日、NHK「プロフェッショナル 仕事の流儀」10周年スペシャルに出演し、現役続行か芸能界引退か、いまだに悩んでいることを告白した。

 岡村といえば、2010年6月に仕事のプレッシャーなどから心身に不調をきたし、約5か月間休養。

この頃には本当に芸能界引退も考えていた。しかし、休養を終えると見事復帰。現在は以前と変わらないように仕事をこなしているが、体調を崩して以来、“生き方”について深く考えるようになったという。

 同番組は様々なプロフェッショナルに密着するドキュメンタリー番組で、岡村も大ファン。一番衝撃受けたのは坂東玉三郎の回で「本当のプロフェッショナル、本当のストイックっていうのはこういうことなんやなって。だからビックリしました」と明かした。


 番組冒頭で、自分自身については、プロフェッショナルとは言えないと明かした岡村。「ほんま、プロですよってしっかり言えるぐらいの自信をまだ持ててないというか…」と赤裸々に告白した。

 さらにお笑い業界の現状について「お笑いの世界、上も詰まってる。ずっと活躍してる人がずっといて。下からはどんどん出てくるし…」と語り、「ホンナラもうどっかスパーンと辞めたら、格好ええちゃうとか思ったりもするし、でも結局辞めへんやろなって思うし」と実はまだ現役続行か、芸能界引退かで心が揺らいでいることを激白した。

 今回の「プロフェッショナル」では、左官職人の挾土(はさど)秀平氏、リンゴ農家の木村秋則氏、歌舞伎俳優の坂東玉三郎の3名と対談。
岡村は3人に会う前に「今後どうしていくのかなっていうのがちょっとでもなんかピシッと一本…、前見えたらなっていうふうに思ったりするんですけどね」と心を弾ませていた。

 3人と出会い、岡村は何かが見えたのだろうか。新たな目標に向かって突き進んで欲しい。