今月26日、ようやく大晦日のNHK白歌合戦の司会者ならびに出場歌手がW発表された。

 総合司会の女優・黒柳徹子はこれまで何度か紅白の司会をつとめていたとはいえ、かなりのサプライズだったが、初出場組のレベッカ、BUMP OF CHICKENやSuperfly、大原櫻子らに関しては、「ほとんど各スポーツ紙で名前があがっていた面々ばかり。

事前に予想できていたので、まったく目新しさはなかった」(音楽関係者)。

 そんな中、関係者の間である意味“サプライズ”だったのが、白組で2年ぶり6回目の出場を果たしたゆずだったというのだ。

 「現在の紅白出場歌手に関しては、芸能プロ、レコード会社などからある程度情報が入ってくるため、予想しやすい。ところが、ゆずの場合、所属事務所もレコード会社も、あまり“横のつながり”がなく、今回は直前になっても名前があがることはなかった」(芸能記者)

 とはいえ、ゆずとNHKの関係は深い。

 ヒット曲「栄光の架橋」は04年のアテネ五輪のNHK中継のテーマ曲として感動の場面を演出。「雨のち晴レルヤ」は杏が主演した朝ドラごちそうさん」の主題歌に起用された。


 今年発売したシングル2枚はいずれもオリコン初登場トップ10入りするなど人気は安定しているだけに、むしろ紅白を落選する可能性が低かった気もするのだが…。

 「今年から制作のトップが変わって、歌手選考に影響するかと思われていた。きゃりーぱみゅぱみゅやももいろクローバーZのまさかの落選はその余波だと思われていたが、さすがに、これまでのNHKへの“貢献度”が高すぎるゆずは落選しなかったようだ」(同)

 いままで通りのペースで活動していれば、来年の紅白も安泰か。