歌手・川本真琴とタレント・加藤紗里の二股交際疑惑が取り沙汰される芸人・狩野英孝には、この騒動の前から、知人の間で「メンヘラキラー」なる呼び名があったことがわかっている。

 狩野は2012年2月に3歳年上の一般女性と結婚するも、その6日後に不倫が発覚し、14年9月に離婚。

結婚当初の浮気が直接の離婚理由ではなかったが、当時、筆者は別の女性との不倫疑惑を東京スポーツ紙で報じている。これは芸人仲間からのリークで、不倫相手の女性が過去に別の芸人の元恋人だったことから、話が芸人仲間に漏れたものだった。

 この女性は狩野と不倫している理由を「彼の奥さんが不倫しているから、かわいそうだと思って救った」などと吹聴していたことから、芸人仲間の間では「狩野の女好きも病的だけど、浮気相手もちょっと変な人」とささやかれていた。

 狩野はブログで離婚発表した際、「私の未熟故に軽率な言動が妻に大変苦労をかけさせた」と、自らに非があったことを認めていたが、当時、有吉弘行がラジオで「奥さんは偉いと思う。だって狩野英孝って本当に変わり者じゃん」と話していた。この「変わり者」というのが「メンヘラキラー」を指すのだと芸人仲間は話しているのだ。


「女遊びが激しいだけなら、変わり者とは言わないでしょ? 狩野はちょっと頭のネジが外れた女性を見ると興奮するタイプで、メンヘラ女にありがちな、リストカット(自傷行為)をする子がいると『やべえ! 勃ってきた』とか言うんですよ。3分ごとにメールを一晩中送ってくる女とか、自分を神だという女とか、メンヘラ女が大好きなんで、あいつはメンヘラキラーですよ」

 今回の二股騒動でも、狩野の相手選びに首をかしげる人は少なくない。

 この騒動は2月2日、東京中日スポーツのスクープに端を発している。1月25日にTwitterで恋人の存在を明かした川本が、相手について「誰かは言えない。いったらまじでおこられるっす。やふートップっす」と記していたところ、同紙は、その相手が狩野だと報じた。
川本のツイートでは交際期間は半年とされていたが、おかしかったのは「特定の人へのメッセージです。わたしの彼氏を取らないでください。一生一緒にいようって話してるし、思ってます」と、狩野に別の女性の存在がいることを自ら明かしていたことだ。

 とても分別ある40代の女性の言動とは思えないが、そもそも川本は過去のアルバムで曲解説としながら自身の私生活を必要以上に暴露するなど、奇妙な言動でも知られていた。そのため加藤の存在が表に出る前、同紙の記者に話を聞いたところ「今後、おかしな展開になるかも」という予測もしていたのだった。

 その後に登場した加藤も、これまた強烈なキャラクターで、東京中日紙の報道が出るや、インスタグラムで「去年の冬からお互い事務所公認の上、狩野英孝とお付き合いさせていただいています」と宣言しただけでなく「英孝からは川本真琴さんとゎ昔付き合っていたが半年前くらいからストーカー状態化になりつつあると聞いていました。
(中略)最近、私の男をとるななど事務所への嫌がらせも多く彼にはゆっていなかったのですが、悩んでいました」(原文ママ)と、自ら三角関係のバトル状態を暴露。さらに、その強烈なルックスは爆笑問題太田光が「パーティグッズみたいな顔」、テリー伊藤が「ハロウィンのとき、お面いらない」と言ったほど。

 こうしてみると、確かに狩野の“変人好き”という説には納得させられるのだが、前述の不倫相手について、芸人仲間は「狩野が、夜が空いたとき食事ぐらいのつもりでデートに誘ったら、その女性はヨーロッパ方面の航空券を用意してきたとか。『それは無理だ』と狩野が伝えると、ショックを受けて泣きわめいたそうですが、後日女性は『(狩野が)お詫びに高級ホテルのスイートルームを取ってくれた』という話を、うれしそうに語っていました」という。

 今回の二股疑惑には、ほかにも同時交際していたと名乗り出た一般人女性が2人おり、4股疑惑まで浮上。狩野とやり取りしたとされるLINE画像の流出もあった。
その数だけでも驚くが、いずれも奇特な女性ばかりだとしたら、狩野の真性メンヘラフェチの方にビックリだ。
(文=片岡