大型ビジョンが設置されてリニューアルされた東京・池袋のサンシャイン噴水広場に、ゴールデンウィークの5日、80年代の人気アイドルだった松本伊代(50)と早見優(49)が登場して喝采を浴びた。ともに美脚を見せた2人は、松本が1981年のデビュー曲「センチメンタル・ジャーニー」、早見が83年のヒット曲「夏色のナンシー」などを熱唱。

現役時から応援する親衛隊も復活し「エル・オー、ブイ、イー、ゆうちゃーん!」とか「レッツ・ゴー伊代ちゃん!」などと絶叫。この場だけ80年代にタイムスリップした様相だった。

 疑問だったのは、ここに堀ちえみ(49)がいなかったことだ。松本と早見は堀とともに歌手ユニット「キューティー★マミー」を結成しており、この日は2人だけでユニットの持ち曲を披露。堀がいなかったのは、関西拠点で関東での仕事をしていないことにある。実際、堀は当日の同時間帯、大阪MBSの番組に生出演しており、今回のイベントに参加することは不可能だった。


 もっとも「キューティー★マミー」は近年、「松本と早見によるユニット」として一部の公式プロフィールが2人組だと記載されていたりもするから、すでに堀はメンバーですらないようだ。業界関係者からは堀がユニットの活動に後ろ向きだったという話も聞かれる。

「彼女、表向きは子育てに忙しいということにしていて、関西拠点も事実ですが、それだけならCM出演だけでも3人揃っていいはずでした。それも拒否しているのは、堀さんだけママキャラ路線を前面に出していて『過去の栄光を売りにする方向性が合わない』と背を向けたから。今後も2人と合流することはほとんどないはず」(同)

 聞くところでは、当初はテレビ特番と新曲のリリースだけで期間限定の活動だという話だったところ、各方面の人気が予想以上で仕事のオファーが殺到。これに堀がついて行けなくなったということらしい。


「このユニットの中心人物は松本さんで、彼女がほとんどの仕事やギャラ配分を決めていることもあって、それも堀さんには面白くないところがあるのかもしれないです」(同)

 堀は2011年に一般男性と3度目の結婚をして、相手の連れ子を合わせ計7人の母親。うち2人は音信不通との話もあるが、2年ほど前に出た番組では最初の夫との間にできた息子が京大医学部に入学したという話をしており、波乱万丈でも優秀な子どもをもった母親となっている。

「生粋の関西人で商売上手、お金の話にはストレートに交渉をするから、そのあたりセレブ肌な松本とはいかにも反りが合わなそう」とはスポーツ紙記者の話。

 実際、堀は、眠れないほど多忙だったアイドル時代でも出演番組のギャラをノートに記録していた“しっかり者”。そのあたり金勘定で「ユニットの活動が割に合わなかった」という説もある。

 確かに、観客から大喝采を浴びていたキューティー★マミーの2人も、その場に置いたCDの売り上げはさっぱり。
「CD販売しています!」とスタッフが大声で叫んでも、無視する人がほとんどだった。足を止めているのは中高年の人々が大半で、「誰?」と言いながら通り過ぎる女子学生もいたが、これに比べれば堀の出演しているレギュラー番組の方が安定して稼げる仕事ではある。ファンとしては3人揃ったところもたまには見てみたいところだが。
(文=ハイセーヤスダ/NEWSIDER Tokyo)