りんごが余ったときの新提案! 火を使わないのでジャムより簡単にできる「りんご茶」です。ほんのり甘い香りが心地よく、体も心もほんわり温まります。
料理研究家の李 映林(り・えいりん)さんに教えてもらいました。

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韓国には体によい植物でつくる「伝統茶」という文化があり、柚子(ゆず)やかりん、梅、なつめ、ざくろなどの果物をはちみつや砂糖、水あめに漬けて保存し、お湯で割ってお茶として楽しみます。李 映林さんも季節ごとにさまざまな果物を漬け込みますが、りんご茶は柚子茶同様に冬の定番なのだそうです。

■りんご茶

材料(つくりやすい分量)
りんご(あれば紅玉) 1コ(250g)
レモン汁 1コ分
きび糖(または砂糖) 150g
[常備品]塩
1 りんごはサッとぬらして塩適量をふり、こすってよく洗う。水けをしっかりと拭いて四つ割りにし、芯を取って皮付きのまま端から薄切りにする。
2 ボウルに1を入れてレモン汁を回し入れ、ゴムべらで混ぜる。
きび糖をふり入れ、まんべんなく混ぜる。りんごがしんなりし、シロップが上がって、きび糖が溶けるまで3~4時間おき(時々、ボウルの底から混ぜる)、清潔な保存瓶に入れる。
[全量730 kcal 調理時間10 分(シロップが上がって、きび糖が溶けるまでおく時間は除く)]
飲みごろ/3~4時間後から
保存/冷蔵庫で約1か月間
■『NHKきょうの料理ビギナーズ』2017年2月号より