Vo,Key)、岡雄三(Ba)、平山ヒラポン牧伸(Dr)のバンド“ヒトサライ”を率いてのイベント参加となった。
この日は杏子のバースデー。開演時間になってステージ前方のスクリーンに映し出されたオープニング映像は、UNDER NORTH CLUB BANDとヒトサライの各メンバー、さらにはゲスト出演する藤井隆、オカモトコウキ(OKAMOTO'S)、リンダからのお祝いメッセージで構成されていた。
そんなハッピーな雰囲気の中、先陣を切ってステージに登場したのはUNDER NORTH CLUB BAND。グルーヴィーなサウンドに乗せて、杏子がパワフルな歌声を聴かせ、そして華麗に舞ってファンを魅了する。一方で、カッコいいだけでなく、お茶目な一面も見せて和ませてもくれるのが実に彼女らしいもてなし方だ。
まず1組目のゲストとしてサラわれて来たのは藤井隆。
出演が決まった後で杏子から“お風呂で歌って録ったデモテープ”が送られてきたというエピソードを暴露。その「UNDER NORTH CLUB BANDのテーマ」で息の合ったパフォーマンスを見せると、そのままコール&レスポンスへ。会場を湧かし上げステージを去る藤井に大きな拍手が贈られた。
ラストは、サトウが東日本大震災をきっかけに作ったという「ノスタルジア」。
そして、次に登場したのは7月に2ndアルバム『嘘のようなマジな話』をリリースしたばかりのヒトサライ。椎名のソウルフルな歌声、いまみちが奏でるキレのあるギター、そして平山と岡のタイトなリズム隊。ジャンルを超越したサウンドで満員のオーディエンスを巻き込んでいく。
こちらのライブにもゲストが参加。以前から親交のあるOKAMOTO'Sのギタリスト、オカモトコウキだ。
コウキを送り出すと1stアルバム『ディレクターズ・カット』から「新宿フェザータッチ」を。続いて『嘘のようなマジな話』からのナンバーが続き、最後はアルバムの1曲目「ウソマジ」でヒトサライのステージは締めくくられた。
2組のバンドのライブが終わった後、杏子といまみち、平山が再びステージに登場。「あれ? ベースがいない」と言って杏子が呼び込んだのはエンリケ。思わぬサプライズに大歓声が起こった。
「あれ? ドラムがいなくなった」。平山がステージから姿を消し、ドラムが不在になっている。
アンコールは「あなたにアディクション」からスタート。二年前にいまみちが杏子に提供したナンバーだ。
昨年、いまみちの誕生日前夜に行われたライブに杏子がお祝いに駆けつけたことがきっかけで今回のイベントが実現。およそ3時間、スペシャルな時間はあっという間に感じたが、ファンにとって忘れられない一夜になったことだろう。
また、杏子のオフィシャルサイトではイベントで初披露されたばかりの「イカサマ美男子 feat. リンダ」ティーザー映像が公開となり、杏子、いまみちともたか、リンダ、OKAMOTO'Sハマ&レイジによるレコーディング風景や楽曲の一部を楽しむことができる。
(取材・文/田中隆信)
◆【視聴】杏子 「イカサマ美男子feat.リンダ」ティーザー映像
≪リリース情報≫
Double A-Side Single
『イカサマ美男子feat.リンダ/Magenta Butterfly』
2016.09.28リリース
【完全生産限定盤】CD+DVD
AUC7-2~3 / ¥1,852(税抜)
<DVD> ※完全生産限定盤のみ収録
・「Magenta Butterfly」MUSIC VIDEO
・「Magenta Butterfly」BAILA BAILA33マラソンメモリアルMUSIC VIDEO
・「Magenta Butterfly」振付レクチャー映像(PASO A PASO)&振付映像(VAMOS!)
【通常盤】CD
AUCL-206 / ¥1,389(税抜)
■杏子 オフィシャルサイト