あ、すみません。
なんたって、あの任天堂の岩田社長をして「このような商品が、新たな可能性を開くことを期待してサポートしたい」と言わしめたほど(2008年3月期決算説明会より)。Wiiの配信ゲーム「Wiiウェア」でリリースされ、全世界で大ヒットを記録しました。ゲームレビューの指標サイト「メタクリティック」でも、94点という高得点をつけています。
その快進撃はWiiウェアだけに留まりません。Windows、Mac、Linux版と続けて、昨年にはiPad版も登場しました。ところがここで、ちょっとミソをつけちゃったんですね。9ドル99セント(日本では1200円)という強気の価格設定が災いしたのか、販売数が伸び悩んだようです。ちなみに現在は4.99ドル(600円)となっています。
そこで満を持して登場予定のiPhone版は2ドル99セント(360円)でリリース。
(※リリース日は4月14日に決定しました。日本は時差の関係で15日からダウンロード可能です)
肝心のゲーム内容なんですが、近づけるとピュッとくっつく、グーと呼ばれるボール状の生物を格子状につなげて、ゴールのパイプまで導くパズルゲームです。ゴールに導いたグーの数が、一定以上を超えればステージクリア。慣れてきたら、できるだけ少ない手数でゴールに到達できるように、工夫する楽しさもありますよ。
このグーなんですが、グニャグニャとゴムのように弾力がある点がミソ。グー同士をつなげるラインも弾力があって、バランス良くつなげていかないと、自分の重みに耐えかねて、ぐにゃーっと曲がっちゃったりするんです。ステージ上には、グーが触れると破裂しちゃう回転ノコギリなど、トラップもあるので気をつけて。要所を風船アイテムで支えるなどして、うまくグーをつなげていきましょう。
Wiiウェア版では、このグーたちをWiiリモコンでポイントしてつなげていくスタイルです。
もっともWiiウェア版は1500円、パソコン版も9ドル99セントなので、とりわけiPad版が割高だったわけではありません。とはいえ、そこは「デフレの殿堂」App Store。ちょっとKYな値付けだったかもしれませんね。なんにせよ最初に「高い!」というレッテルがつくと、なかなか回復できないですよ。
とまあ、iPad版で高い授業料を払わされただけに、2D BoyのiPhone版にかける意気込みは、相当なものがありそう。ゲーム内容は折り紙つきなだけに、ぜひこのチャンスを生かして、多くの人に遊んでもらいたいところです。
ちなみに英語版ですが、「World of Goo」を無料で遊べる裏技もあるんです。それが先日レビューしたストリーミング配信ゲームサービス「OnLive」を使う方法。9.99ドルのフルプライスだけでなく、30分の無料お試しプレイも用意されていますよ。