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「アリの弟子にしてあげる」という口車に乗り、新日本プロレスへ入門した若き日の前田日明

2015年6月30日 10時50分

ライター情報:寺西ジャジューカ

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6月24日、「東京カルチャーカルチャー」(東京都江東区)にて「前田日明の水曜会」なるイベントが行われています。

前田日明の半生を描いた書籍『格闘者』出版を記念しての開催となったこの日、前田の他には同書を執筆した塩澤幸登氏と、プロレス・格闘技を中心に扱う「KAMINOGE」井上崇宏編集長も登壇してくれる模様。

トークライブが始まる前には前田&塩澤氏による記者会見が行われているので、まずはそちらのやり取りからどうぞ。

塩澤 僕はほとんどプロレスラーという人たちを知らないんですけど、どういうわけか前田さんとだけは古くから知り合っていて。『U.W.F.戦史』という本がきっかけだったんですが、ちゃんとした前田さんの本を書きたいと思っていました。それで去年お話したら、OKをいただきまして。お話を伺うと、今までのどの本を読んでも書いてなかったことまで話してもらえた。僕は何でも3冊にするクセがあるんですが、「これはまた一冊じゃ収まらないな」と(笑)。「新日本プロレスに入り、ロンドンから帰ってくるまで」、「UWFが終わって一人でリングスを立ち上げるまで」、「リングスで選手生命を終わらせ、人生の余生のようなものを決めていくまで」、この3冊に分けるつもりで一冊目を書いたところです。自分はこれをプロレスの本だとは思っていなくて、「昭和に生まれた一人の人間が時代の中で必死に生きた」ということを表現できれば……と、書かせてもらいました。
前田 何より息子ができて、彼が30歳になった時に自分は78歳。それまでに元気でいられるか考えたら、あまり自信が無いんですね。あと主義として、自分はアルバムを作っていないんです。今回、親父の持ち物から出てきた写真をいっぱい載せていますが、写真のアルバム代わりに文章で自分の親父がどういう人だったか残してやりたいと思いまして。
――塩澤さんは「プロレスラーをほとんど知らない」とのことですが、他の選手と前田さんの違いとは何だったのでしょうか?
塩澤 皆さんご存知だと思うんだけど、プロレスって基本的には興行で、「どれだけたくさんのお金が集まるか」がかなり重要な要素です。そのために色々な物語や闘いのテーマを設定し、できるだけたくさんの人たちに来てもらう。そして、入場料を払ってもらう。でも、前田さんの言ったりやったりしてることを見てると「そういうことよりもっと重要な事があるんじゃないか?」「本当に大事なものは何なんだ?」という問いかけが、他の人と違いひしひしと伝わってきます。

ライター情報

寺西ジャジューカ

1978年生まれ。ブライアン・ジョーンズとビートたけしと前田日明と大江慎也と有吉弘行と篠田麻里子が好きです。ブライアン・ジョーンズと菅井きんと誕生日が一緒。

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