◆第108回全国高校野球選手権静岡大会 3回戦 静岡学園5-0富士東(19日・浜松)

 3回戦の残り8試合が行われ、16強が出そろった。静岡学園はDH金井漣(3年)の先制2点二塁打などで、富士東とのノーシード対決を制した。

シードの静岡、常葉大菊川は順当勝ち。4回戦の8試合は21日に行われる。

 背番号19・金井の一撃が流れを静学に呼び込んだ。両校無得点で迎えた4回2死二、三塁のチャンス。内角低めの直球を振り抜くと、打球は右翼線に弾んだ。大きな2得点。「打った瞬間、手応えがあった」とガッツポーズを見せた。

 今大会はここまで出番がなかった。だが実戦形式の練習では調子が上がっていた。「内容を見て良かったので」という長谷川直樹監督(39)のスタメン起用に見事応え、「これが公式戦初安打です」と照れた。

 そんなラッキーボーイだが、すぐに指揮官は代走を送った。「チーム全員で勝つ」というメッセージがこめられていた。

21日の4回戦を見据えて、ここまで連続完投のエース・頼朝綾人(3年)を温存。3投手のリレー策で勝負に出た。

 これも当たった。渡辺昊(3年)と竹内覇朱(1年)が3回ずつ担当して零封。最後の逆井(さかさい)勇輝(3年)も走者を出しながら粘る。9回2死二、三塁も三直に仕留めて「勝利に貢献できた」と喜んだ。

 今春は藤枝東と静岡市立に敗れ、県大会出場を逃した。力不足を認識し、ナインは切り替えて猛練習。この夏はシード校の静岡商を倒すなど、「投打がかみ合ってきた」と監督はうなずいた。9年ぶりに16強入りし、次の静高戦も一丸で勝つ。(里見 祐司)

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