◆第108回全国高校野球山梨大会▽準決勝 甲府工7―8x東海大甲府=延長11回タイブレーク=(20日・山日YBS球場)

 東海大甲府が驚異的な粘りでサヨナラ勝ちし、3年ぶり15度目の夏の甲子園出場に王手をかけた。

 2回までに6失点し、序盤から大きなビハインドを背負う展開。

主将の田中楓真内野手(3年)は「(6失点し)最初は落ち込んでいたが、まだ全然終わってない、終盤に勝負で1点取れば絶対に流れは変わる」と声をかけ続けた。4点を追う9回。2死満塁で打席に立ったのは田中楓だった。「初球から全部振ってやろう」と打席に立つと、言葉通り初球を強振。「落ちろ落ちろ」と願った打球はフェアグラウンドに落ち、1点差に迫る走者一掃の適時二塁打となった。元巨人の仲沢広基監督(39)も「キャプテンの力を見せてくれた。この1本は本当に大きかった」と高く評価した。

 延長10回は両軍無得点。11回に甲府工にスクイズを決められ勝ち越し点を与えたが、東海大甲府はその裏に再び逆境を跳ね返して逆転サヨナラ勝ちを収めた。

 22日に行われる決勝では、準決勝で山梨学院を倒し、勢いに乗る帝京三と対戦する。「力のあるチームだし勢いも相当ある。勢いに飲まれないように今日の反省をしっかりいかしていきたい」と仲沢監督は次を見据えた。

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