◆第108回全国高校野球選手権北北海道大会 ▽決勝 白樺学園7―3クラーク(20日・エスコンフィールド北海道)

 鉄壁の守備でエスコンフィールド“初優勝”だ。決勝が行われ、白樺学園が7―3でクラークを破り、全国一番乗りで2年ぶり5度目の夏の甲子園出場を決めた。

先発の村端勇心投手(3年)が7回途中3失点で試合を作ると、バックも無失策。最後は同じく3年生の鎌仲賢吾投手が締め、今大会1度もリードされることなく頂点に立った。南北海道大会決勝の札幌日大―駒大苫小牧は、きょう21日に同球場で行われる。

 夢の舞台には一歩届かなかった。それでもクラークのエース佐々木俊介(3年)は、エスコンで投打に躍動した。7回に5連打の2人目として右前打。投げては7回途中から登板し、2回を無安打無失点、2奪三振と力を出し切った。

 雄姿を届けたい人がいた。中学までは送迎など全力でサポートしてくれた母・真弓さん(57)が、高校入学直後に難病のALS(筋萎縮性側索硬化症)を発症。これまで公式戦を観戦したことがなかったが、準決勝、決勝は看護師に付き添ってもらい初観戦。準決勝では劇的な延長サヨナラ勝ちも届けた。

 この日も「今日行くから頑張って」と連絡が入り、「絶対に勝って、甲子園連れて行くから」とメッセージを返した。

「勝って甲子園に行ってプレーしている姿を見せたかった。悔しい結果に終わってしまったんですけど、自分の全力プレーは出せたのでそれはよかった」。両親とチームメートに感謝し、すがすがしく高校野球に別れを告げた。(山口 泰史)

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