◆第108回全国高校野球選手権群馬大会▽準々決勝 桐生第一5―4樹徳(22日・上毛新聞敷島)

 第3シードの桐生第一が樹徳を5―4で下して、23年以来となるベスト4進出を決めた。

 取られたら取り返す。

執念が実った一打だった。4―4の同点で迎えた9回2死一塁、桐生第一の2番・小倉颯太内野手(3年)がレフトへ適時二塁打を放って決勝点を挙げた。

 初回にも先制の右前適時打を打つなど2安打2打点の活躍で、準決勝進出に貢献した。小倉は「チームに貢献できて良かったです。(9回の打席は)追い込まれていたので、割り切って直球がきたら全部振ろうと。そうしたら当たっちゃいました」と満面の笑みで振り返った。

 試合を決める一打を放つも、気の緩みは一切ない。次戦の相手は春季県大会準決勝で0―2と完封負けを喫した前橋商。今泉壮介監督も「まだ通過点にしかすぎない。春に負けた思いを勝ちに結びつけたい」と気を引き締めた。小倉も「借りを返すだけなので、一戦必勝で戦うだけだと思います」と力強く語った。

 指揮官から「勝負強いバッターで得点圏打率も非常に高い」と評されるクラッチヒッターが、準決勝の舞台でも活躍を目指す。

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