◆第108回全国高校野球和歌山大会▽準々決勝 智弁和歌山2―0市和歌山(22日・紀三井寺公園野球場)

 春夏4度の甲子園優勝を誇る智弁和歌山が3年連続29度目の出場に向けて、難敵を退け3年連続32度目の4強入りを決めた。

 プロ注目の最速151キロ右腕の市和歌山・丹羽涼介(3年)を終盤に攻略。

8回に死球と暴投で無死三塁の好機に、荒井優聖一塁手(3年)が右犠飛を放ち先制。9回1死から代打・井戸本陽向(3年)が左中間二塁打、川原一将遊撃手(3年)が右前安打で続き、山下晃平左翼手(3年)が右中間二塁打と3連打で1点を追加。投げては先発の長井心海投手(2年)が6回を4安打無失点。7回から久葉亮太投手(3年)が最後を締める“完封リレー”だ。

 中谷仁監督は「緊迫した試合で勝ち切れて良かったです。(久葉は)気持ちで攻めていってくれた」と話した。春の県大会から“抑え役”となっている久葉は9回に2死満塁のピンチを招くも、無失点で切り抜け「多少の緊張はあったけれど、最後は堂々と行ったろ!と思いました」と笑顔が広がった。

 伝統的に強力打線が注目されるチームでも、この日は投手陣が光った。「打線は頼りになるので、最少失点に抑えることを考えている。僕たちは150キロを投げるとか飛び抜けた選手はいないけれど、みんなで、つないでつないでということは意識している」と“完封リレー”に胸を張っていた。

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