今注目のアプリ、書籍をレビュー

0

初回からタブーに踏み込んだ「響け!ユーフォニアム2」

2016年10月12日 10時00分 ライター情報:たまごまご
熱血吹奏楽アニメ「響け!ユーフォニアム2」がスタート。
見逃した人はニコニコ動画AbemaTVの見逃し放送で見られます。
府大会も優勝したし、明るいスタートかなーと思ったら、しょっぱなから部活動内のパンドラの箱を開いて、みんながイヤーな顔になる展開。
これでこそ「ユーフォ」。いいぞー、どんどんぶちまけて。
「響け!ユーフォニアム2」スタート

第一話はこんな話


1年生の黄前久美子たちの学校、北宇治高校吹奏楽部が京都府大会で優勝したところからスタート。
学校に帰ってきてからは、休日でも個人練習をしようとするくらい熱心。一期1話のエンジョイ傾向の部活動を思い出すと、ウソのよう。
と、ここまでは明るい前向きムード。

さあ練習だと動き始めたところに、退部した2年生のフルート奏者傘木希美がやってくる。
部に戻りたいと言う。
上級生は一気に空気が険悪に。
3年生の副部長田中あすかは頑として彼女を受け入れない。

不安を抱えたまま1年生はそれぞれ、花火大会へ。
久美子と、友人の高坂麗奈は、2人で花火を見ながら部でのモヤモヤを話し合う。
自分たちのこれからを考える。手をつなぐ。
過去に青春の一瞬を失った痛み(先輩部員たち)と、今青春が輝いてワクワクしている感情(1年生)が、入り交じる。

辞めるってことは逃げること


今の2年生は、1年生の時に「同学年の半分くらいが一斉に抜けた」というめちゃくちゃな事件を起こしている。
タブー扱いされ、皆が忘れようとしていた出来事だ。
特に影響が出ているのは、オーボエ奏者の2年生鎧塚みぞれ
普段クールで表情を変えない彼女も、希美のことを聞くと急に顔を曇らせ、吐き気まで催す。

「辞めるってことは逃げることだと思う。それが嫌な先輩からか、同級生からか、それとも自分からかはわからないけれど、とにかく逃げたの。私だったら絶対逃げない。嫌ならねじ伏せればいい」
麗奈の発言。
希美の選択への断罪ではない。彼女自身の信念を述べているだけだ。

花火大会で2人が語るシーン。
うまい具合に1話の「金賞の喜び」「気の引き締め」「2年生の事件のモヤモヤ」という忙しい流れを総括している。
群像劇形式を取りながら、その中心で影響を受けて育つ久美子と麗奈の物語を描こうという姿勢。
「十五少年漂流記」スタイルだ。
2期は特に2年生中心の話が多い(原作通りなら)。
語り部にあたる久美子が部のタブーをどう咀嚼するかが、一番の見どころになっていくはず。

性格が悪いヒロイン・黄前久美子


1話を一時間スペシャルにして一気に話を進めたのは、どうしても花火大会まで持って行きたかったからだろう。

ライター情報

たまごまご

フリーライター。「ねとらぼ」「このマンガがすごい!WEB」などで執筆中。ひたすらに、様々な女の子の出てくるマンガを収集し続けています。

URL:たまごまごごはん

コメントするニャ!
※絵文字使えないニャ!

注目の商品