その一方で、1月16日~22日にかけ渋谷マルイ(8Fイベントスペース)にて“泣き顔”の写真ばかりを集めた写真展が開催されています。

これは、「涙活」発案者である寺井広樹氏がプロデュースしたイベント。イケメンと美女ばかりの“泣き顔写真”40点が展示されており、しかも全て“ガチ泣き”にこだわっているそうです。

セクシー俳優やグラビアアイドルもモデルに起用されている
さて、まずは女性の涙を見たいじゃないですか?



「みなさん、モデルさんです。ちなみに、左から2番目の写真の方は有名なグラビアアイドルで夏目理緒さんです」(寺井さん)

個人的には、この子が可愛いと思いました!

「この方は、『王様のブランチ』でリポーターを務めていたこともある中村優さんですね」(寺井さん)
続いて、男性モデルの泣き顔写真をご紹介。「涙活」では、泣き顔のイケメンのことを「イケメソ」と呼ぶそうです。

随分と爽やかで整った顔立ちですな。……ちょっと。この人、“エロメン”として有名なセクシー俳優の一徹さんじゃないですか!
よく見ると、多数の男優さんがイケメソモデルに起用されています。有馬芳彦さん、月野帯人さん、渡部拓哉さんと一線級ばかりです。


「会場内は写真撮影をOKにしていまして、一徹さんの写真を撮っていく人がやっぱり多いですね」(寺井さん)

この写真展では「推しメソ(イチ推しのイケメソ男子のこと)投票」なる企画も開催中。以下の6名の中から推したいイケメソへ投票してもらい、1位になったモデルの泣き顔を模したスイーツが製作されるそうです。

※スイーツは2月に開催される涙活企画にて発表。
また、会場内ではイケメソモデルのチェキ(1枚500円)も販売されていました。

「写真撮影をOKにしちゃってるんで、みんな自分で撮ってチェキをなかなか買ってくれません(苦笑)」(寺井さん)
ちなみに、寺井さんの一押し写真はこちら。

逆光の中、モデル・澤村量山さんを捉えたショットです。
「泥水にまみれながらグチャグチャの泣き顔写真を撮られたい」
実はこの日、イケメソモデルの一人である佐伯恵太さんが来場していました。

せっかくだから、お話を伺いたいと思います。
――今回は“ガチ泣き”にこだわったとのことですが、何を見たり考えたりして泣きましたか?
佐伯 個人的な“泣きのツボ”はスポーツもののドラマだったりアニメとかで、そういったものをセットリストに組んだ“感動する動画”を携帯に入れています。あとは、音楽を聴いて泣くこともあります。自分の“泣き歌”として今一番アツいのは、ラップグループのMOROHAさんです。今回はMOROHAさんの曲を聴いて泣きました。
――この写真は“MOROHA泣き”だったんですね。
佐伯 はい(笑)。あと、泣き方には“インプットする泣き方”と“アウトプットする泣き方”というのがあると思っています。
――ご自身の泣き顔をマジマジと見るという機会もあまりないと思うんですが、撮られた写真を見てどういう感想をお持ちですか?
佐伯 動画だと一筋の涙がキラッと綺麗に映り込むんですが、写真だと涙が落ちすぎた瞬間を捉えてもダメ出し、流れ出る手前の瞬間を捉えてもダメで、絶妙なポイントと角度を抑えなければいけないんです。みんな結構泣いてるんですけど、その瞬間を写真で捉えるというのはなかなか難しいんですね。だから、実は何十枚、何百枚と撮っています(笑)。
寺井 あと、イケメンさんの顔をどこまでクシャクシャにすべきかというのも悩みました。せっかくいい造形なのに、それをどこまで壊しちゃっていいのかなって。でも、グチャグチャにしてもイケメンはイケメンですね。
佐伯 今度は、泥水にまみれながらグチャグチャの泣き顔写真を撮っていただきたいですね(笑)。
この写真展を見て思ったのは、とどのつまりイケメンは得だということ。顔が整ってたら、泣いてようが何しようが美しいところで着地するじゃないですか。それどころか、一筋の涙がより際立たせる効果を持つというか。
なんか逆に人前で涙を見せたくなくなってきました、私は。
(寺西ジャジューカ)