2月18日、元17代目ミニスカポリス研究生・橘しおんさんが自身のTwitterで、ギャラが未払いになっていることを告白した。最近、芸能界のブラックな労働環境が注目されているだけに、SNSなどネット上では反響が多く上がっている。

芸能活動の未払い給料をタレントがTwitterで告発!


2016年の8月より17代目ミニスカポリス研究生として活動していた橘さんだが、2月18日に突然「わたしは卒業ってことらしいので2017年度以降はいません」と卒業を発表した。「らしい」という文面から何か匂っていたが、続けて「本来ならギャランティをいただいた時点で速やかに卒業発表するつもりでした。しかし、その支払いが延滞に延滞を重ね現時点で全額の1/3にも達していません」とツイートし、ギャラの未払いを報告したのだった。




橘さんはSNSで世間に暴露するという強行手段に至った経緯について「先方には十分な機会・選択・猶予を与え譲歩したつもりでしたが、わたしの真意が伝わらなかったためこうした手段を取らざるを得なかった」としている。

ギャラの額だが、8~11月の分で約3万円。このギャラが約束の期日に支払われず、当日になって先方から「分割で払いたい」とのメールが届き、その後もギャラの話をすると連絡がどんどん遅くなっていく。何度も連絡をして、ようやく週に数千円ずつ支払われていったのだが、決められた期日を過ぎたりなどずさんな対応だったらしい。

しかし、橘さんがTwitterでギャラ未払い状態を公表すると、すぐさま約3万と遅延損害金を含めた全額が支払われた。ただその後、橘さんは「支払ったのだから都合の悪いツイートは消せ」といった警告を受けたという。「いずれこのツイートたちも消さなくてはいけません。どうか、一人でも多くの方がこの真実を覚えていてくれることを願います」「一切の芸能活動からも退く覚悟で書いてます」と訴えている。

ミニスカポリス研究生のギャラだけではなく、芸能活動の一環として2016年に働いていた秋葉原νロンドベルでも、給料未払い+不当な罰金(いわれのない当日欠勤扱いでマイナス2万円)があり、橘さんは現在所轄の労働基準監督署に申告書を提出しているそうだ。「威嚇ふぁぼも気にしてません」と橘さんはツイートしている。

ネット上では「やっぱり芸能界っておかしいよね」「テレビとかでもっとこういうのを報道するべき」「表になっていないだけで泣き寝入りしている子が多いんだろうな」「超薄給で働かせた挙句、そのギャラすら渋るとかちょっと次元が違うな」といった声が上がっている。

芸能界のブラックな労働環境といえば、2月12日に宗教団体「幸福の科学」に出家すると報じられた清水富美加さんのギャラが「睡眠時間3時間で休みなく働き、給料5万円でボーナスは無し」と団体側が主張し問題になっていた。報道によると所属事務所・レプロエンタテインメントは寮生活のサポートを行い、「適切な報酬を支払ってきた」と主張している。