付き合うってなんだろう? 回答でわかる「恋愛精神年齢」

7月7日は七夕でしたね。東京はよく晴れ、星こそ見えなかったですが綺麗な月が鑑賞できました。

年に一度再開する織姫と彦星、そんなロマンに想いを馳せつつネットを眺めていると、ある書き込みが話題になっていました。「付き合うってなんだろう」とタイトルの、青春時代の恋の思い出を振り返った匿名投稿です。

投稿者の男性は、約20年前の高校1年生だった時のことを思い出し綴ります。一目惚れした女子と、マンガを貸し借りしたり夜に電話をしあったり、一緒に映画を見たりする仲になったそうです。
もちろん付き合ってはいませんから、手をつないだりはしません。それでも「彼女」という認識だった男性は、ある日あらためて愛の告白をします。

「もちろん、いいよ」という返事を期待していた彼ですが、彼女からは「付き合うってどういうこと?」と、恋愛の本質を突くようなリアクションが返ってきたそうです。予想外の返答に、彼は「電話したり、映画を見たり……」とシドロモドロ。すると彼女は「それって今と同じだよね?」と追撃し、その恋は終わったそうです。


物理的な行為に注目すると負ける!


「今なら『セックスしたいってこと』とノータイムで答える」という彼ですが、果たしてその回答も正しいのでしょうか。そもそも「付き合うってどういうこと?」という逆質問は、よく告白を躱したい人やセフレに留めておきたい人が使う常套句です。つまり向こうをある程度納得させる(切り返せない)回答をしないと、このやりとりを自分の納得いく形で収めるのは難しいのです。
そう考えると、「付き合う」の定義が曖昧ですから、デートやセックスなど行為に注目する返答は正解とはいえません。

この場合は彼の中にあった“独占欲"を綺麗な言葉で伝える必要があったのかもしれませんね。


「付き合うってどういうこと?」の回答でわかる精神年齢


告白のシーンで「付き合うってどういうこと?」と返答された場合、十中八九「お前はもう、フラれている」ってことですが、そんな状況に出くわさないにしても、自分の中で付き合うってどういうこと? と問いかけたとき、とっさに出てくる答えには、その人の“恋愛精神年齢"のようなものが現れていると思います。
実際多くの女性は年齢とともに、彼氏ができたらやりたいことが変わっていきます。これは良くも悪くも、恋愛精神年齢の変化が起きているからといえるのです。

回答1:デートしたり映画いったり、いろいろやりたい
先の投稿者の男性のように、カップルでやりたいことをあげる回答。この場合、恋愛がしたいというよりも、恋愛をすることで、寂しさや嬉しさを共有する相手が欲しい、つまりは恋愛によって毎日をもっと楽しくしたいという願望が隠れています。

この回答をするのは実は男性が多く、非常に純粋であり素直。悪く言えば “女のツボ"を捉えていないといえます。

回答2:記念日を一緒に過ごしたい
では女のツボとはなんなのか。それは一言で言い表すと“特別になる"ということです。その解答例が「付き合うとは、記念日や誕生日を一緒に過ごす」という、付き合う=特別な相手を見つける、という価値観です。
先ほどのデートや映画は、友達とでもできますが、友達同士はおつきあい記念日を祝ったりはしません。

二人の関係性を作り、その中で“お互いが1番特別な存在"になる。これこそが多くの女子が望む「付き合うこと」であり、世の男性があまり理解できずに女子を怒らせるパターンでもあります。

回答3:結婚を考えること
最後は恋愛精神年齢が高くなりすぎた結果、怖くなっちゃう回答パターン。「付き合う=結婚する」という回答です。婚活中の女性の多くが答えるパターンであり、筆者は急ぎすぎて不満を漏らす女性を何度も見てきました。
恋愛という楽しくて幸せを感じられる時間を台無しにするパワーがありますが、結婚適齢期であればそれも仕方ないのでしょう……。


さあ、ご自身はどんな回答を思い浮かべましたか。どれが正解で、どれが不正解とかではありませんが、自分の発想が男性的か女性的かをみることができる質問かもしれません。
ちなみに女性は男性の1番特別な存在になりたがるため、付き合ったり結婚を望みます。1番特別とは、すなわち1番大事にされ、優先される存在がベスト。
そうなると、連絡やデートがおろそかになると、怒る女心もわかってくるかもしれません。
夏の恋は勢いが大事ですが、くれぐれも女性のツボを押し間違うことのないように。
多くの男性の健闘を祈ります。
(おおしまりえ)