1996年12月に、コロラド州ボルダーの自宅地下にて遺体となって発見されたジョンベネ・パトリシア・ラムジーちゃん(享年6)。美少女コンテストの常連で、完璧な顔立ちと幼いながらも洗練された立ち振る舞いが話題だった彼女を殺めた犯人は、警察の執念の捜査をもってしてもなお断定・逮捕には至っていない。
そんな中、ジョンベネちゃんの兄がアメリカの人気番組に登場。「僕は決して犯人ではない」と断言し、一体どのような人物が妹を殺したのか、彼なりの見解を明かした。

このほど、故ジョンベネ・パトリシア・ラムジーちゃんの兄バークさん(29)が『Dr. Phil』に出演。アメリカのみならず世界を震撼させた妹の殺害事件を振り返り、「犯人はこの僕でも(同じく多くの人に疑われた)両親でもない」とコメントし、さらにこう語った。

「驚いています…。僕、そして僕の両親は犯人じゃない。
それを示す証拠が、あとどれだけ必要だというのでしょうか。」
「そもそも、証拠など見つかるはずがない。なぜなら僕達は犯人ではないのですから。」
「おそらく犯人は、(妹が出ていた)ショーを観ていた小児性愛者でしょう。」

また現在72歳の父ジョンさんは、「同年クリスマスの日に私どもの家に侵入した人間が犯人に違いないと思う」「同日、寝室の一つに身を隠していた可能性がある」との考えを明かした。ちなみに同事件ではジョンベネちゃんの母パトリシアさんも「限りなく怪しい」と疑われ涙したが、彼女は残念ながら事件の解決を待たず、2006年にがんでこの世を去った。

あまりにも謎が多く、自宅にいたがために事件への関与を疑われたジョンベネちゃんの遺族。犯人扱いに耐えてきたバークさんは「僕が生きている間に事件が解決することを願います」「諦めるわけにはいかないのです」と話し、父ジョンさんは「今後メディアに話す気はありません」と悲しそうに語った。

なお今回の番組出演で「どうしてニヤニヤ笑っているのか」「やはり兄が怪しい」と再び疑惑の目を向けられたバークさんだが、インタビュアーのDr. Philは「ナーバスになっていたのでしょう」と述べ、「不安のあまり笑顔を浮かべることは不思議なことではなく、むしろ私はバークさんは善良な若者だと感じた」と語っている。


出典:https://www.facebook.com/drphilshow
(TechinsightJapan編集部 ケイ小原)