日本を決して銃社会にさせてはならないという強い願いを込め、テックインサイトでは“世も末の銃社会”としてアメリカで頻発する銃の暴発・誤射事件をたびたびお伝えしてきた。このたび紹介するのはジョージア州のある町で起きた事件。
いたずらっ子は日本ならカミナリおやじに怒鳴られるだけだが、アメリカではいきなり撃たれることがあるのだ。

ジョージア州ビッブ郡のメイコン市で16日午後8時ごろ、友人とともに住宅街の歩道を歩いていたヴァーノン・マーカス・Jr君という15歳の少年が、いきなり銃で撃たれたことを地元メディアの『macon.com』が伝えた。発砲は複数回におよび、ヴァーノン君は頭に被弾して「ナヴィセント・ヘルス医療センター」に搬送された。容体はやや安定してきたものの予断を許さない状況にあるという。

郡保安官事務所はその後、現場のすぐ近くに暮らすエリザベス・フェイ・キャノンという47歳の女を逮捕した。エリザベスは取り調べに対し、自宅の窓や車などを狙って何度も石を投げてきた十代の少年ギャングらに恨みを抱いていたことを話した。
「自己防衛のために銃を準備した。まさか頭を撃つつもりはなかった」と主張したものの、殺人未遂容疑で起訴されて郡拘置所へ送られると保釈保証金は12,400ドルと設定された。

しかしキャノンが疑っている投石行為にヴァーノン君が関わったという証拠はない。この事件全般に関し、捜査当局は市民に情報提供の協力を呼び掛けている。

出典:http://www.macon.com
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)