1993年にマライア・キャリー(42)と結婚するも、その後数年で離婚することになってしまった米音楽界の大物エグゼクティブ、トミー・モトーラ氏(63)。そんなモトーラ氏が自叙伝『Hitmaker: The Man and His Music』を発表するはこびとなり、その中で元妻マライアについても触れていることが明らかになった。


自叙伝『Hitmaker: The Man and His Music』を発表したばかりのトミー・モトーラ氏が、このたび米人気番組『TODAY』に登場。同著の中で「僕が君をコントロールしているように思ってしまったなら、謝罪させてほしい」と元妻マライア・キャリーに対し綴っている同氏は、「マライアに謝罪するのはこれが初めて」と同番組で明かした。モトーラ氏についてはずいぶんと嫉妬深かった、コントロールフリークでマライアの着る服まであれこれ指図したといった噂も多かったが、これにつきモトーラ氏は以下のように番組で釈明している。

「成功させたいことに関してはつい過剰にこだわってしまうもの。成功者はみなそうだと思う。」

2人が結婚した当時、マライアはわずか22歳。モトーラ氏は42歳という年の離れた夫婦であったが、年齢差が問題になったわけではないともモトーラ氏は語る。


「僕がマライアと関わったのは全くの間違いだったし、不適切なことだった。年齢差があるからという理由ではない。ただ担当の精神科医の声を聞いて(マライアとの)距離を保っておくべきだったんだ。」

ちなみに「この自叙伝をマライアも気に入ってくれると思う」というモトーラ氏は、現在のマライアへの想いを以下のように激白している。

「世界中の誰よりもマライアをリスペクトしている。彼女は最高のソングライター、そして歌手のひとりなんだから。」
「2人で成し遂げた仕事の結果、彼女が達成したことすべてを誇りに思う。」

だがマライアは今から8年前に「今も悪夢をみる」と発言し、モトーラ氏との結婚を非常に悔いている様子であった。

「トミーはどうして私がバッグをいつも持っているのか知らなかったわ。
でも私は心の中でこう思っていた。何かあっても(家を出る)準備はOKってね。長い間そんな風に暮らしていたの。昔は誰かが誘拐してくれないかと夢見たものよ。」

精神的苦痛の絶えない結婚生活を経て、現在マライアは年下のニック・キャノン(32)の妻であり2児の母。一方モトーラ氏もメキシコ出身の歌手タリアと結婚しており2人の子供に恵まれている

コントロールフリークだったことを認め謝罪したモトーラ氏だが、その言葉がマライアの胸に響いた可能性はかなり低いだろう。

(TechinsightJapan編集部 ケイ小原)