現在35歳の女子プロテニス選手セリーナ・ウィリアムズは、「レディット(Reddit)」の共同創業者アレクシス・ オハニアン氏(34)との熱愛を経て昨年12月に婚約。また先日は妊娠中であることを発表したのだが、それにつきルーマニアの元男子プロテニス選手イリ・ナスターゼ氏(70)が“信じがたい差別発言”を放っていたことが判明、大きな波紋が広がっている。


白人のアレクシス・ オハニアン氏と婚約中で、彼の子を妊娠しているセリーナ・ウィリアムズ。しかし最近行われた会見の中で、ルーマニアの元男子プロテニス選手イリ・ナスターゼ氏はセリーナのお腹の子につきこんな発言をしたという。

「その子の色を見てみようじゃないか。ミルク入りのチョコレートか?」

これを受けて国際テニス連盟も調査に乗り出したが、怒りのおさまらぬセリーナはインスタグラムに以下のような内容を含む文書をアップした。

「イリ・ナスターゼのような人物が、このような人種差別コメントを私と私のお腹の子に放つ。そして私の仲間達に対しても性差別的コメントを放つ。
そのような社会に、私達は生きているのです。それには本当にガッカリしてしまいます。」
「過去にも言ったことですが、もう一度言います。この世界はずいぶん進歩したものの、まだ遅れています。多くのバリアを取り払ってきたものの、まだ先は長いということです。」
「でもどんなことがあっても、愛、光、そしてポジティブな気持ちをあらゆる物に注ぐことを私はやめません。これからも引き続き前進し、正しいことを支持していきます。」

またセリーナは国際テニス連盟に対して「本件についてご検討いただき、感謝いたします」とお礼の言葉も添えている。

ちなみにナスターゼ氏は選手時代にもコートマナーが非常に悪く、暴言やふざけた振る舞いで何度も物議を醸す“要注意選手”だったという。
しかしセリーナのファンも彼の今回の発言にはさすがに驚き、「ふざけた野郎だ」「最低な人種差別主義者にほかならない」といった怒りのコメントを書き込んでいる。ただでさえ心身の状態が不安定になりがちな妊娠期に、セリーナの受けたショックの大きさはいかばかりか。

出典:https://www.instagram.com/serenawilliams
(TechinsightJapan編集部 ケイ小原)