白人のアレクシス・ オハニアン氏と婚約中で、彼の子を妊娠しているセリーナ・ウィリアムズ。しかし最近行われた会見の中で、ルーマニアの元男子プロテニス選手イリ・ナスターゼ氏はセリーナのお腹の子につきこんな発言をしたという。
「その子の色を見てみようじゃないか。ミルク入りのチョコレートか?」
これを受けて国際テニス連盟も調査に乗り出したが、怒りのおさまらぬセリーナはインスタグラムに以下のような内容を含む文書をアップした。
「イリ・ナスターゼのような人物が、このような人種差別コメントを私と私のお腹の子に放つ。そして私の仲間達に対しても性差別的コメントを放つ。
「過去にも言ったことですが、もう一度言います。この世界はずいぶん進歩したものの、まだ遅れています。多くのバリアを取り払ってきたものの、まだ先は長いということです。」
「でもどんなことがあっても、愛、光、そしてポジティブな気持ちをあらゆる物に注ぐことを私はやめません。これからも引き続き前進し、正しいことを支持していきます。」
またセリーナは国際テニス連盟に対して「本件についてご検討いただき、感謝いたします」とお礼の言葉も添えている。
ちなみにナスターゼ氏は選手時代にもコートマナーが非常に悪く、暴言やふざけた振る舞いで何度も物議を醸す“要注意選手”だったという。
出典:https://www.instagram.com/serenawilliams
(TechinsightJapan編集部 ケイ小原)