
2012年01月18日 掲載
Excite:3年半ぶりの全国ツアー【GOOD GLIDER TOUR】を回っていますが、バンドにとってライヴが大切な場所なんだと再確認している日々だと思います。

藤原:ずっとそう思っていたつもりだったんですけどね。思っていた以上に思いましたね(笑)。
Excite:藤原さんは、ツアーの初日前日は朝まで眠れなかったとか。

直井:朝の5時まで起きていたんだよね(笑)。

藤原:眠れなかったですね。今は逆にだんだん起きれなくなってきているんですけど(笑)。
Excite:やはり前日はいろんな想いが交錯しましたか。

藤原:何でしょね? ようはドキドキワクワクってことなんでしょうね。ただ漠然とドキドキワクワクして、眼が爛々としちゃったっていう(笑)。運動会の前夜のような期待と不安がそこにあったんだと思います。
Excite:BUMPは一貫して、「リスナーに届いて初めて楽曲は完成する」と言い続けてきました。それを生で実感することの高揚感を覚えていたんでしょうね。

藤原:そうですね。そういう体験を3年半ぶりにするということ。僕らとお客さんが、3年半分の時間を持ち寄って、その場で共有するということは、ものすごい破壊力を伴った情報としてドーン!と心の中に入ってくるんですよね。そうすると、どの会場でもグッときてしまうし、ウルッとしてしまいますね。
Excite:改めてBUMPにとって「ライヴとは何か?」と問われたら、何て答えますか?

直井:音楽は、楽曲は、聴いてくれる人と1対1になれるものなんだなって実感する場ですよね。僕らが音楽を作る時、まず大前提にあるのはメンバー4人が感動することなんですけど。で、自分たちが感動した音楽をリスナーに届けたいという想いが人一倍強いバンドだと思うんです。だから、CD制作の感覚もどこかライヴに似ているんですね。3年半ぶりのツアーなんだけど“ただいま感”があまりないのは、そういうことなのかなと思っていて。
Excite:それは僕もライヴを観ながら感じたことなんです。3年半のライヴという特別感もあったけど、初披露される新曲群がバンド自身にも、お客さんに深く浸透していることが強く伝わってきた。そういう意味で、この3年半の濃密な制作期間が、BUMPのライヴ感をも逞しくしていたんだなって。

藤原:うん。今チャマ(直井)が言ってくれましたけど、やっぱり僕らはミュージシャンの中でも、音楽はリスナーに聴いてもらって初めて完成するという意識が抜群に強いと思うので。だからリスナーとあまり離れていた感覚がないのかもしれないです。その上で、ステージでお客さんを前に演奏しながら「そうだよな、俺たちにとっての音楽はこういうものだよな」って改めて確認できている感じですね。僕らはずっとそういう作業をしてきたんだと、今、確認できているんだと思います。

升:お客さんからのダイレクトな反応を感じることで、各曲で鳴らしたいこと、伝えたいことを改めて確認することもすごくあるので。今ツアーを回りながら「なるほど」って思うことはいっぱいありますね。

増川:お客さんの前で直接届けることで、また違う曲の到達点が生まれるというか。ライヴというのはそういう場所なんだなと思います。