アリーナツアー、幕張メッセ公演の模様をお届け!
| ディスコ!ディスコ!ディスコ! | 2009.05.10 (SUN) at 国立代々木競技場第一体育館 |
Perfumeの代々木競技場第一体育館2daysライヴ【ディスコ!ディスコ!ディスコ!】は、そのタイトルどおり、彼女たちが持つダンス・ミュージックとしての高い機能に焦点を絞った構成となった。アリーナの中央に設置された巨大なミラーボールが青い光を放ちながら上昇していき、最新シングルの「ワンルーム・ディスコ」、そして現時点での代表曲と言える「ポリリズム」が続けざまに鳴り響いた時点で、会場の興奮は早くも最初の頂点へ。さらに攻撃的なエレクトロ・ビートが気持ち良い「シークレットシークレット」を挟み、赤いレーザービーム、「What is DISCO?」の文字と共に放たれた「edge」ではシャープにキレまくったダンスを披露。やはりPerfumeの曲は大音響でこそ、そして、“踊る”という環境が整ってこそ、その真価を発揮することを改めて実感した瞬間だった。
「昨日より暑くない? 開演前に何があったん?」(のっち)というほどの勢いで盛り上がるオーディエンスからも、“もっとPerfumeを感じたい”という欲望がハッキリと伝わってきた。さらに大きく広がった客層--親子連れ、コスプレイヤー、すべての曲の“フリ”を完コピしているオシャレな男の子のグループ、超有名ミュージシャンを含む業界の人たち――を魅了するPerfumeの存在は、アイドル・オタク、クラブ・ミュージックを中心にあらゆるポップカルチャーを飲み込みながら、誰も体験したことのないゾーンへと踏み込もうとしている。この日の3人からは、そんな大げさなことを考えてしまうほどのオーラがしっかりと感じられた。
ライヴ後半にはこんな印象的なシーンが。“YoYoGi DISCO MIX”とタイトルされたメドレーのあと「Baby cruising Love」、「おいしいレシピ」、「スウィートドーナッツ」など8曲をつなぐミックス(この音源が欲しい、と思ってしまうほどのクオリティの高さ!)。Perfume史上最大規模のライヴとなったこの日、3人はステージの端から端まで移動し、双眼鏡を使って客席をチェックしながら、一生懸命にファンとのコミュニケーションを取ろうとしていた。その効果は絶大で、彼女たちはこの日の代々木体育館を圧倒的な一体感と共にどこまでも高揚させたのだった。
アンコールではニュー・アルバムのリリースと、それに伴う新たなツアーが発表された。あ~ちゃんは「これからもがんばるけん、見捨てんといてね」と言っていたが、そんな心配は無用。Perfumeのピークは、まだまだ先にあるのだから。
(取材・文/森 朋之)