人気を集める日産のミニバン「セレナ」が、マイナーチェンジしました。あらためてどこが変わったのか、使い勝手と四輪制御技術「e-4ORCE」をチェックしてきました。
35周年の熟成! 個性的フェイスと
神機能「デュアルバックドア」は健在
今年で35周年を迎えるセレナ。運転支援システムのプロパイロットを日産車として初搭載するなど、家族や友達と安心快適におでかけできるクルマというポリシーで進化してきました。
まずエクステリア。斜め基調の凝ったフロントマスクはかなり個性的。上位グレードにあたるハイウェイスターとルキシオンは、フロントとリアにエアロバンパー、サイドシルスポイラーを装備します。
「セレナの良いところって?」と尋ねられたら、個人的にはラゲッジの「デュアルバックドア」と答えます。上半分だけ開けられるのは本当に便利。この機能、他車もやってくれれば……と、いつも思います。
そのラゲッジですが、3列目を跳ね上げれば広々。跳ね上げなくても縦にスーツケースは入ります。個人的にはステップワゴンのような床下収納ができるとベストなのですが、もちろんこちらでも問題ありません。
2列目はとても広く、シートは前後だけでなく左右にも可動します。キャプテンシートなので、2列目から3列目へのウォークスルーも可能ですし、2列目に座ったまま3列目の人が乗降できます。
運転席に着座して驚くのは、その視界の広さ。他社ミニバンも広いですが、セレナはもっと広いという印象を受けます。それはなぜか? と考えたのですが、メーターパネルとインフォテインメントが最近ハヤりの一体型で、かつメーターパネルに日よけがないからではと思います。そして同社の軽自動車(ルークスなど)から乗り換えた時、違和感が少ないように感じました。
Googleビルトインで超快適!
音声操作と充実のカメラ機能で死角なし
最近の日産車はGoogleを搭載していまして、セレナも例に漏れません。目的地などの入力が音声でできるためとてもラク。そしてエアコン操作もできるのは、とても便利です。
またカメラ関係も充実しており、アラウンドビュー(俯瞰図)とバックモニターが一緒に映るのは、かなり使いやすいように思います。また見通しの悪い交差点で前側を見るのも安全の面でよいと思います。
酔いにくい「e-4ORCE」が最高すぎる!
しかしグレード選びには“究極の罠”も
セレナは2024年10月からe-POWER車に電動駆動四輪制御技術のe-4ORCEを搭載した4WDグレードが追加されました。これの何が凄いかというと、加減速が穏やかに感じるのです。それゆえ、同乗者が酔いづらいような気がします。家族や友達と安心快適におでかけできるクルマというポリシーに、とても即した機能といえるでしょう。
これにe-Pedal動作(ワンペダル動作)を組み合わせると、若干の慣れは必要ですが、さらに滑らかな加減速が得られます。これを体験すると、シリーズハイブリッドであるe-POWERの恩恵を感じずにはいられません。
金額的にはFFモデル(278万5200円)に心が惹かれますが、買うならe-4ORCE一択! e-4ORCEによってセレナは完成したと言えますし、そして現行モデルにはGoogleがビルトインされているので、さらに死角ナシ!
と言いたいのですが、ハイウェイスター(414万1500円)にはハンズオフができるプロパイロット2.0が用意されていないのです……。装備するのは上位グレードのルキシオンのみ。ですがルキシオンは2WDモデルのみで、e-4ORCEがついていない……。ルキシオンを選ぶかハイウェイスターを選ぶか。これは相当悩みそうです。
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セレナギャラリー

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