北朝鮮の朝鮮中央通信は17日、金正恩朝鮮労働党総書記が16日、朝中友好協力相互援助条約締結65周年に合わせて訪朝した中国共産党序列4位で全国政治協商会議(政協)主席の王滬寧氏率いる中国党・政府代表団と平壌で会談したと伝えた。双方は「血で結ばれた友誼」を改めて強調するとともに、政治的相互信頼の強化や経済・文化分野での協力拡大を確認し、中朝関係を新たな段階へ引き上げる姿勢を打ち出した。

金氏は会談で、習近平国家主席が王氏を団長とする高官代表団を派遣したことについて、「朝中関係を重視し、平壌首脳会談での合意を着実に実行しようとする確固たる意思の表れだ」と評価した。

その上で、1961年に締結された朝中友好協力相互援助条約について、「両国関係の戦略的性格を規定し、地域と世界の平和と安全を保障する上で重要な役割を果たしてきた」と位置付け、「社会主義を核心とする伝統的友好協力関係を、時代の要求に合わせて各分野でさらに活力あるものへ発展させることは、朝鮮労働党と政府の確固不動の方針だ」と強調した。

王氏はこれに対し、習主席からの親書とあいさつを伝達した上で、両国首脳が平壌で確認した重要な共通認識を全面的に履行し、「政治的相互信頼と連帯を強化し、協力と協調を一層発展させる用意がある」と応じた。

金氏も習主席への支持を改めて表明し、中国共産党の指導による「社会主義現代化強国」建設と中華民族の偉大な復興が成功するよう期待を示した。

一方、これに先立ち15日には、朝鮮労働党の趙甬元書記と王氏が平壌で会談した。趙氏は、国際情勢が大きく変化する中で「戦闘的団結と支持・連帯を一層強化する必要がある」と述べ、両党間の戦略的意思疎通と「戦術的協力」を強化する方針を表明した。

王氏も、中朝友好協力相互援助条約が「血で結ばれた戦闘的友誼を制度的に保障する法的基礎となった」と評価し、両国首脳間で確認された合意を基礎に、中朝関係をより高い段階へ発展させる中国側の意思を示した。

会談では、党間交流の拡大に加え、経済や文化など幅広い分野での協力深化についても協議された。北朝鮮側は趙氏のほか金亨植・最高人民会議常任副委員長らが、中国側は劉海星・中国共産党中央対外連絡部長らが出席した。

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