サンドウィッチマン伊達みきおが脳梗塞と診断され、当面の間、活動を休止することになった。バナナマン日村勇紀も4月から体調不良のため休養が続いている。
2人に共通するのは、食べることが大好きで、大食いや不摂生まで笑いに変えてきたことだ。相次ぐ休養をきっかけに、彼らが長年ネタにしてきた"不健康ぶり"に、改めて心配の声が集まっている。

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伊達の所属事務所は8月28日、体調不良を訴えて病院で検査を受けた結果、脳梗塞と診断されたと発表した。迅速な対応で大事には至らず、入院治療を受けながらリハビリに取り組んでいるという。

翌29日放送のニッポン放送『サンドウィッチマン ザ・ラジオショー サタデー』では、相方の富澤たけしが異変を感じた際の様子を説明。仕事で集合した伊達から「なんかしゃべれねえんだけど」と言われ、病院に行くよう勧めたという。

番組には伊達本人からもメッセージが寄せられ、「トミー・ジョン手術も考えています」「顔面思いっきり整形しようかとも考えています」とボケを連発。深刻さを感じさせない笑いを生んだ一方で、富澤は伊達について、以前から「毎日鼻血が出る」「目がかすむ」といった異変があったことを明かした。

さらに、代役出演した狩野英孝は「ロケとかでも完食、完飲。ラーメン完飲」と大食いぶりを証言した。食べる場面やコメントを撮り終え、スタッフから「この後もあるんでいいですよ」と言われても、伊達はロケ先で出された食べ物を「お店の人がせっかく作ってくれたから」と全部食べていたという。

伊達といえば、ドーナツは中央が空洞だから「カロリーゼロ」などとする独自理論のギャグでも知られる。
食生活にまつわるエピソードは、長年にわたって鉄板ネタの一つとなっていた。

ただ、以前から数値は笑いで済まない領域に達していた。2017年のイベントでは「血圧が200を超えました。大台突破です」と告白。医師から「目の前でいま死んでもおかしくないです」と言われたと明かし、降圧剤を服用していると語っていた。そうした中、コンビ、個人を合わせて10本以上のレギュラー番組を抱える多忙な日々を送っていた。

バナナマンの日村勇紀も、食にまつわる豪快な話には事欠かない。妻の神田愛花が「ウォーキングに出掛けても途中で立ち食いそばを食べて帰ってくる」と明かしたことがあり、食レポ前の待ち時間に一人で焼き肉を食べていたというエピソードも知られている。

さらに、グルメロケで訪れたラーメン店が、公式ブログで「放送では日村さんが正油ラーメン完食完飲されていますが、撮影終了後には塩ラーメンと餃子もきれいに召し上がっていかれました」と明かし、ラーメンの食レポ後に2杯目と餃子を追加していたこともファンの間で話題になった。

2013年には、体調不良から検査入院し、高血圧によって心臓に負担がかかり、急性心不全を起こす恐れがあると診断されたこともあった。翌14年には「去年、血圧の数値が220までくらいまでいった。最近は数値が薬を飲んで110まで下がってきた」と話した。
他にも、痛風や虫歯などをたびたびネタにし、虫歯を放置した結果、多数のインプラント治療を受け、費用は数百万円に上ったと明かしている。

日村もまた多数のレギュラーを抱えており、大食いや不摂生を笑いに変えながら、多忙な日々を送ってきた。こうした不健康ぶりがネタになっていた背景には、お笑い界に根強く残っていた価値観がある。

筋トレ好きで知られるマヂカルラブリーの野田クリスタルは、2025年のインタビューで「ひと昔前まで『芸人は不健康であるべき』みたいな風潮があった」と語っている。酒、たばこ、徹夜、暴飲暴食。破天荒な生活まで含めて「芸人らしさ」とされ、それを笑い話にできることが格好いいとされた時代があった。

だが、野田は同時に「今はもうそうじゃない。健康じゃないと笑えない」とも話している。実際、近年は野田のように筋トレに取り組む芸人が増え、不健康や不摂生を「武勇伝」にすることだけが芸人らしさではなくなりつつある。

伊達の「カロリーゼロ」も、日村の食いしん坊ぶりも、これからも笑えるネタであってほしい。野田の言葉を借りれば、そのためには健康であるべきで、不摂生まで芸の肥やしにする時代は、そろそろ終わっていいのかもしれない。

まずはしっかり療養し、伊達と日村には元気な姿で戻ってきてほしい。
復帰後、2人が一転して健康談義を繰り広げ、不摂生をしていた時期をネタにするようになったとしても、それは十分に"芸人らしい"笑いになるはずだ。

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