「睡眠不足が内臓脂肪を増やし、代謝をさらに悪化させる」という悪循環を断ち切ることが、肥満対策の鍵となります。今回のテーマは「内臓脂肪の悪循環を断ち切る睡眠習慣」です。
内臓脂肪と睡眠の関係について、総合内科医の中路先生に解説していただきます。
内臓脂肪が「炎症物質」を出し続ける

内臓脂肪が蓄積すると、体の中で微小な炎症を引き起こす物質が分泌され続けることが分かっています。中路先生によると、これらの物質は体の正常な機能を乱し、血糖値を下げるインスリンの働きを低下させてしまうといいます。その結果、睡眠不足によって内臓脂肪がさらに増加し、代謝が落ちて太りやすくなるという悪循環に陥ってしまいます。

この負のスパイラルを断ち切るためには、まず睡眠をしっかりと整えることが重要です。
内臓脂肪を効率よく減らす睡眠習慣

内臓脂肪を効率よく減らすためには、7時間前後の質の高い睡眠が欠かせません。「食事や運動だけに気を配っても、睡眠が乱れていては十分な効果が得られないことがある」と中路先生は話します。

毎日同じ時間に起床・就寝する、寝室を暗く静かに保つ、就寝前のスマートフォン利用を控えるといった日々の小さな工夫が、太りにくい体づくりへとつながっていきます。

この記事は、医療健康情報を含むコンテンツを公開前の段階で専門医がオンライン上で確認する「メディコレWEB」の認証を受けています。

中路幸之助 なかじこうのすけ 1991年に兵庫医科大学を卒業後、 兵庫医科大学、獨協医科大学を経て、1998年 医療法人協和会に所属。 2003年から現在まで、医療法人愛晋会中江病院の内視鏡治療センターで臨床に従事している。 専門分野はカプセル内視鏡・消化器内視鏡・消化器病。
学会活動や論文執筆も積極的に行っており、日本内科学会総合内科専門医・指導医、日本消化器病学会専門医・指導医・学会評議員、日本消化器内視鏡学会専門医・指導医・学術評議員、日本消化管学会代議員・近畿支部幹事、日本カプセル内視鏡学会認定医・指導医・代議員を務めているほか、 米国内科学会(ACP)の上席会員(Fellow)でもある。 この監修者の記事一覧はこちら
編集部おすすめ