《面白い》《特に注目していなかったけど、意外とよかった》と好評なのが、テレビ朝日系金曜ナイトドラマ「名探偵のままでいて」(金曜夜11時15分、一部地域で放送時間が異なる)。主演は女優の吉川愛(26=写真)で、吉川はこれがテレ朝系ドラマの初主演作となる。

7月31日に第3話が放送される。


 小学校教諭の楓(吉川)は自他共に認めるミステリーマニア。そんな楓が身近に起こる事件をレビー小体型認知症を患う祖父の元に持ち込み、共に謎を解き明かしていく――これがおおまかなあらすじで、祖父を演じるのは俳優の奥田瑛二(76)。原作は第21回「このミステリーがすごい!」大賞を受賞した小西マサテル氏の小説である。


「祖父は実際に事件現場を見るわけではなく、楓の話から推理を展開する。認知症の特徴である“幻視”もドラマの中では重要なポイントとなっています。むろん《おじいちゃんの推理は推測の域を出ないから、ちょっと……》という批判的な声もありますが、ドラマの見どころは推理だけではない。祖父と孫娘がつむぐ心の交流が見る者に癒やしをくれる。むしろそっちがメインのような気もします」(エンタメサイト編集者)


 レビューサイトFilmarksでの評価は5点満点で平均3.4と悪くない(30日現在)。《今期ノーマークだったけど面白い》《傑作の予感》なんて褒めコメントもある。


「吉川さんが持つ圧倒的ヒロイン感が存分に発揮されたドラマです。ヒロインとしての華は、かつての深田恭子さんと並ぶものがあると思っているのですが、いまだ大ブレークというところには来ていない気がします。

が、無邪気さと明るさ、そこにひとさじの憂いがある今回の楓はハマり役。吉川さんが祖父を見つめる真っすぐな瞳を見ていると『どうかおじいちゃんとの時間が長く続いてほしい』と願ってしまいます」と話すのはドラマウオッチャーで芸能ライターの山下真夏氏だ。


「また、祖父役の奥田英二さんの演技がしみじみいいんですよ。今作での奥田さんはどこからどうみても体も弱ってきたおじいちゃん。ですが、ドラマスタート前に番宣で他番組に出ていた奥田さんはネイビーのシャツに白いパンツをサラっと着こなしていて、色気を抑えても抑えきれないという感じだった。ドラマとのギャップに驚くと同時に、さすがは名俳優だと」


 TVerのお気に入り登録数は25.8万。ジワ伸びしてきており、深夜ドラマとしては健闘していると言ってよさそうだ。


「元ジャニ系のタレントも出ていない深夜ドラマでこの登録数は立派でしょう。継続視聴を決めた人も多そうですから、今後口コミで登録数はまだ伸びる可能性が大いにある。今後は主人公の楓の恋愛展開もあるかと思われますが、推理・恋愛・祖父と孫の愛情。この3つの柱がアンバランスにさえならなければ、『名探偵のままでいて』は吉川さんの代表作となりそうです」(在京キー局ディレクター)


 一見の価値はありそうだ。


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