まるで「ここ掘れワンワン」状態だ。各メディアの高市首相に関するSNSの投稿分析で、就任以来、圧倒していたポジティブ投稿が、先の国会の終盤あたりから減少。

ネガティブが逆転したと話題に。実際に確認すると潮流の変化を感じる。


「私自身は(戦争の)当事者とは言えない世代ですから、反省なんかしておりません」


 31年前の国会発言動画が260万インプレッション(表示回数)超え。“大バズリ”したのを皮切りに、過去の動画から高市首相の「本性」を暴くように激ヤバ発言がザックザク発掘され、拡散するのがトレンド化している。


 例えば2022年3月、自民党政調会長だった高市首相のフジテレビ系「日曜報道 THE PRIME」出演時の動画だ。放送はロシアによるウクライナ侵攻の直後。橋下徹元大阪府知事から「最高指揮官となった場合、戦闘員にはどこをゴールにして戦わせるか」と問われ、こう答えていた。


「戦闘員に対しては国土、領土、領海、領空、そして国民を守り抜く」「申し訳ないですけれども、最後まで戦っていただくことになる」


 ここで言う「戦闘員」とは自衛官を指すのが自然。首相就任前とはいえ、高市首相は自衛官にハーグ条約などで認められた「降伏」を認めず「最後まで戦って死ね」と公言したに等しい。この意識のまま、今や首相として自衛隊の最高指揮官を務めているなら恐ろしい。


■ネット空間ではファクトより「現実味」が優先される


 ただ、中には「坊主憎けりゃ」でヒドイ切り抜き動画も拡散している。


「私たち日本人は、子供を一生懸命しつけ、いい教育を与えて、そして時には、国を守るために命を投げ出して」


 こちらは2013年10月、高市首相の時局講演会の動画からの抜粋。

SNSでは〈命を投げ出すことに美学を感じている〉〈お前が国民のために命を投げ出せ〉などの批判コメントが殺到しているが、本来は続きがある。「まあつらいつらい、そんな時期もありました」と実は過去の戦時下のことを振り返ったにすぎない。悪質な切り取りである。


 それでも、ファクト以上に高市首相であれば言い出しかねないという「現実味」の方が、ネット空間では優先されてしまう。ここまでネガティブイメージが定着すると、払拭は困難である。


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 高市首相の「反省しない」は筋金入りだ。関連記事【もっと読む】『「終戦の日」も本性ダダ漏れ…高市首相「反省なんかしない」から31年 筋金入りの開き直り史』で詳しく報じている。


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