賛否両論の“最期”となった。仲野太賀(33)主演のNHK大河「豊臣兄弟!」の話。

新しい解釈での最期となったのは、柴田勝家とその妻・市で、演じたのは山口馬木也(53=写真)と宮﨑あおい(40)である。


 30日放送の第33話では、北庄城に籠城した勝家と市の壮絶な最期が描かれた。


「自害しようとした市を止めた勝家。『いま一度、抗いましょうぞ。この勝家が、最後までお守りいたします』と言い、手をしっかりと握りあって上階を目指します。手をつないだままで追手を討つ殺陣もあり、とにかく新しい演出だった。2人は最上階から揃って身を投げて自害、という斬新な最期となり、これがまあ、視聴者の間でカンカンガクガクの討論となったんです」(エンタメサイト編集者)


《少女漫画か!》《史実と違い過ぎる》《地上で首取られちゃう!》なんてブーイングもあるが、《感動した》《ほんとうのところは誰にもわからないんだから、これでいい》などと新たな演出を支持する声も多い。


「《私もこんなふうに勝家に守られたい》とうっとりした視聴者も多かったのでは。決して手を離さず、バッタバッタと敵を切る勝家の姿は、確かにいにしえの少女漫画の王子様だった。あの姿にときめかない女性はいないでしょう」と笑うのは、芸能ライターのエリザベス松本氏。さらにこう続ける。


「第32話から“勝家祭り”状態が続いていた『豊臣兄弟!』。

山口さんは主演映画『侍タイムスリッパー』で一躍認知度を上げましたが、若かりし頃から殺陣の名手です。制作サイドは山口さんの殺陣に相当ほれ込んでいるのでしょう。第32話の大東駿介さん演じる前田利家とのほぼワンカット長回しの壮絶な殺陣も手に汗を握る大迫力。今回、その殺陣に王子様要素までプラスしてくるとは!」


 第32話での鬼気迫る殺陣は多くの視聴者を感動させた。放送後は《山口馬木也さんは名誉柴田勝家で》《大河史上最高の勝家》とベタ褒めの声が続出で、《山口馬木也の柴田勝家で大河を制作してほしい》なんてリクエストまであるほどだ。


「勝家の大河は難しいとしても、山口さんが今後の時代劇界でなくてはならない存在となるのは間違いないでしょう。もちろんすでに大河にも何作も出演しているし、時代物の舞台ではずっと引っ張りだこでした。が、これまでは脇に回ることが多かった。今後は真ん中に出てくるはずです。それにふさわしい存在感と殺陣の技、演技力を持った役者さんですから」(前出のエリザベス松本氏)


 賛否両論あれど、視聴者を食いつかせた勝家と市。来週からは人気キャラ2人が物語から姿を消すこととなる。


「今回の大河でずっとささやかれているのが、主人公の秀長があまりに目立たないということ。

演技派で知られる仲野さんは、2番手でこそキラリと光って主演を食うタイプなのか、もしくは秀長を主人公にするのは、そもそも周りのキャラが濃すぎるため無理があるのか……いかに“天下一の補佐役”が主人公とはいえ、小栗旬さんの信長しかり、山口さんの勝家しかり、他のキャストに比べて、どうも仲野さんが話題になることが少なすぎる印象です」(ドラマ制作会社スタッフ)


 ホームドラマ感が強くて《大河じゃなくて小川》なんて揶揄する声もある「豊臣兄弟!」も、残り3カ月。第33話の世帯視聴率は初の1ケタ台だった。これから先は仲野の見せ場オンパレードであることを願いたい。


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