9月4日に公開される映画『白鳥とコウモリ』(松竹)に、芸能関係者の熱い視線が集まっている。原作は、今年7月に大腸がんで亡くなった東野圭吾さん(享年68)の、累計発行部数185万部を超える同名小説(幻冬舎)で、SixTONES松村北斗(31)と今田美桜(29)がダブル主演を務める。


 東野さんといえば、福山雅治(57)の『ガリレオ』シリーズや、木村拓哉(53)の『マスカレード』シリーズをはじめとした、映画界では“ドル箱原作者”として不動の地位を築いたことはご存じの通り。稀代のヒットメーカーと、アイドルグループとして活躍しながら、今年の日本アカデミー賞で主要3部門を同時受賞した松村がタッグを組むわけだから、芸能や映画関係者が"大ヒット間違いなし!"と太鼓判を押すのも理解できるだろう。


 SixTONESの俳優部門担当ナンバーワンである松村の、この1年間の活躍は目覚ましい。松たか子(49)の若い頃の夫役を務めた『ファーストキス 1ST KISS』(東宝)は興収約28.8億円、続く『秒速5センチメートル』(同)も約23億円の興収を記録した。『白鳥~』が、東野さん原作の劇場版の最高興収である08年10月公開の『容疑者Xの献身』(同)の約49.2億円にどこまで迫るのかに注目が集まっている。


 そして、東野さんと松村の強力タッグに加わるのが、NHK連続テレビ小説『あんぱん』のヒロインを務めた今田。実は今、一部芸能記者の間で、最近の今田の低調ぶりがよく話題に挙がる。


■今田主演の医療ドラマ「クロスロード」は思ったほど伸びず


 象徴的なのが7月期に今田が主演を務めた『クロスロード~救命救急の約束~』(テレビ朝日系)の視聴率だ。失敗の少ない"テッパン企画"といわれる医療もので、共演者に磯村勇斗(33)、寛一郎(30)を従えた青春群像劇にもかかわらず、今のところ平均視聴率は6%台前半で、若年視聴者層の動向が見えるTVerの"お気に入り登録者数"も約73万人。蒼井優(41)主演の『Tシャツが乾くまで』(TBS系)の半分程度の数字にとどまった。


 さらに今田にとって不安材料が増えてたのは、山本耕史(49)とともに主婦層の間で好評だった衣料用洗剤『アリエール』(P&Gジャパン)のイメージキャラクターを失ったこと。昨年2月半ばに起用された「あり得ない? アリエールでしょ!」が、8月22日から、戸田恵梨香(38)と中島歩(37)の「アリエールだし許したろ」という、新たなイメキャラに変わった。


 P&Gがママさん女優の戸田の方が購買力が高いと踏んだのかは分からないが、「今田のファン離れが進んでいるのでは?」という臆測を呼びそうなキャラ変更にも映る。


 東野さんが“今後の目標はこの作品を超えること”と残した『白鳥とコウモリ』。今田のキャスティングは吉凶どちらに転ぶか。


(芋澤貞雄/芸能ジャーナリスト)


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