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販売の中心はインド市場だ。ジグウィールズ(Zigwheels)は、インド国内での販売台数が896515台に達し、前年同期比115.7%増と大幅な伸びを示したと伝えている。インド子会社のマルチスズキが現地生産を拡大し、輸出も好調に推移したことが背景にある。グローバルスズキ(Global Suzuki)の統計によれば、インドでの生産台数は1298807台に達し、海外生産全体の大部分を占めた。これにより、スズキは世界販売の50%以上をインド市場に依存する構造を鮮明にした。
日本国内販売は伸び悩んだ。上半期の国内販売は約300000台にとどまり、軽自動車の需要減が影響した。ただし小型車の販売は堅調で、前年を上回る水準を維持した。グローバルスズキ(Global Suzuki)は「標準車と小型車の販売が記録的水準に達した」と説明している。国内市場の停滞を海外市場が補う構図は、スズキの事業戦略を象徴している。
輸出も拡大した。6月単月の輸出台数は20201台で前年同期比124.3%増となり、4カ月連続の増加を記録した。特にインドからの完成車輸出が欧州やアジア諸国で好調に推移し、世界販売の押し上げ要因となった。ジグウィールズ(Zigwheels)は「インド生産車の輸出がスズキの世界的地位を高めている」と指摘している。
この結果、2026年上半期の日本メーカーの世界販売順位は、トヨタが首位、スズキが2位、日産が3位となった。従来「トヨタと日産」が並び称されてきたが、今や「トヨタとスズキ」が新たな二大勢力として浮上した。スズキの成長は、インド市場の拡大と輸出の好調に支えられており、今後もこの傾向が続く可能性が高い。
自動車業界では、電動化や新興国市場の拡大が競争の焦点となっている。スズキはインド市場での強みを活かし、世界販売の拡大を続けている。日本国内の販売が伸び悩む中でも、海外市場での存在感を高めることで、トヨタに次ぐ地位を確立した。今後、日産やホンダとの競争が激化することは必至であり、スズキの動向は日本の自動車産業全体に大きな影響を与えるだろう。
【編集:af】








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