数々の人気ドラマや大ヒット映画で、圧倒的な存在感を発揮してきた大物俳優の地上波復帰が、いよいよ現実味を帯びてきたのか――。

7月14日、WOWOWで昨年4月?5月に放送された『連続ドラマW 災』が、「第42回ATP賞テレビグランプリ」で総務大臣賞とドラマ部門最優秀賞を受賞した。

同作は、新進気鋭の監督集団「5月」が仕掛ける異色のサイコ・サスペンス。松田龍平(43)や中村アン(38)など錚々たる顔ぶれが出演したが、とりわけ異色の存在感を放ち、ドラマの評価に大きく貢献したのが、人に災をもたらす存在である“あの男”を演じた香川照之(60)だ。

歌舞伎俳優の二代目市川猿翁と俳優の浜木綿子のもとに生まれ、1989年に俳優デビューを果たし、02年のNHK大河ドラマ『利家とまつ~加賀百万石物語~』の豊臣秀吉役で一躍ブレイク。その後は『半沢直樹』『99.9-刑事専門弁護士-』(ともにTBS系)や映画『ゆれる』など話題作に次々と出演し、抜群の演技力と存在感で不動の地位を築いた。

しかし’22年8月、一瞬にして築き上げた栄光が崩れ落ちる出来事が――。

香川は銀座クラブでホステスに対する性加害を過去に働いていたと「週刊新潮」に報じられたのだ。報道を受け、香川は当時司会を務めていた情報番組『THE TIME,』(TBS系)に生出演し、謝罪した上で「私自身、自らの行動をしっかりと深く反省し、自戒の念をきっちりと持って、改めてまた日々を務めていきたいと思っています」とコメント。

しかし、イメージ人気者の香川だけに、この報道で失ったものも大きく『THE TIME,』のMCを始めレギュラー番組やCMからの降板を余儀なくされる。

その後は、歌舞伎俳優・市川中車としての活動だけは続け、2022年12月に市川團十郎白猿襲名披露の歌舞伎座「十二月大歌舞伎」で舞台に復帰。歌舞伎の舞台にはコンスタントに出演を続け、ついに2025年に今回W受賞をした『連続ドラマW 災』(WOWOW)にて、香川照之名義で3年ぶりのドラマ主演を果たした。

とはいえ、かつて主戦場にしていた地上波ドラマへの復帰は騒動からまもなく4年が経とうとする今も実現していない。そんななか、一部では“復活の兆し”も指摘され始めている。

昨年1月に「週刊女性Prime」が、’23年に放映されたドラマ『VIVANT』(TBS系)の続編となる映画に香川への出演が計画していると報じたのだ。記事によると、『VIVANT』の原作と演出を手掛け、『半沢』や『流星ワゴン』など日曜劇場で香川と数々のタッグを組んできた福澤克雄氏が、香川の起用を望んでいるという。

まだ『VIVANT』の映画化をはじめ、香川の起用などは一切公式からアナウンスされていないが、今回の『災』の受賞によって、今後“地上波復帰”の可能性もでてきているという。あるテレビ局関係者は言う。

「まもなくシーズン2も放送され、近年日本で最もヒットしたドラマの1つともいえる『VIVANT』の映画に香川さんが出演するとなれば、大きな話題になることは間違いありません。香川さんの演技力はすでに誰もが知るところで、『VIVANT』ほどの話題作に出演したとなれば、業界内での“お墨付き”にもなります。今回の『災』は主演である香川さんの存在がかなり大きく、受賞にも大きく貢献したと思われます。俳優として改めて評価が高まることで、地上波ドラマへの復帰も実現する可能性があります」

性加害報道から4年が経った今、主演ドラマがW受賞と再評価の兆しを見せる香川。第一線に舞い戻ることができるのか――。

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