明石家さんまさん(71)のモノマネでおなじみの芸人・ほいけんたさん(61)。近年では『千鳥の鬼レンチャン』(フジテレビ系)に出演し、独特な歌い方が大量にショート動画で拡散されたことなどもあり、若年層からも人気を集めています。

そんなほいさんに、「カラダぐぅ」や「くるっくぅ~」の名フレーズの誕生秘話を聞きました。

(取材・文/インタビューマン山下)

■「カラダぐぅ」で小学生からファンレターを貰うように

――ほいさんが若年層にも知られるようになったきっかけは『千鳥の鬼レンチャン』(フジテレビ系)の出演。TM Revolution(西川貴教・55)さんの『HIGH PRESSURE』の歌詞の「カラダが」の部分を「カラダぐぅ」と歌い大反響を巻き起こしました。

「歌詞は、全部音が上がっていきながら、全部あ行なんですよ。『か、ら、だー』って、もう息を出し尽くした最後に。『がー』って出ないんで。そこで、残ってる息を温存するように口を閉じて『うー』って。あ行をう行に変換することで、音がキープできる。それで『カラダぐぅ』が生まれたんです。

『カラダぐぅ』を千鳥やかまいたちにいじられて。そのあとに西川さん本人とも一緒に番組で歌ったりして。これがまたバズってサラダドレッシングのコマーシャルがきました。

そのCMソングの歌詞が『サラダが美味くなる』で、それを『鬼レンチャン』みたいに『サラダぐぅ美味くなる』って歌うんですよ」

――今までとは仕事内容も変わってきましたか?

「千鳥、かまいたち、ダイアンがMCだった2023年の『FNS27時間テレビ 鬼笑い祭』の特別企画『FNS鬼レンチャン歌謡祭』の主軸に俺がいたんですよ。『モーニング娘。’23』、『AKB48』、『ももいろクローバーZ』という人気アイドルグループとまさかのコラボ。すべて俺がセンターで、還暦手前ですよ。これがまたウケちゃって(笑)」

――若年層からの反響はどうでしたか?

「地方とか行くでしょ。小学生からファンレターとかもらうようになって。今までこういう反応はないんですよ。地方の駅とかで、子供がそわそわ見てきて、パッと目が合うと、『間違ってたらすいません。ほいけんたさんですか?』と。『そうだよーっ』て言って。声をかけてくれた子は勇気を振り絞ってるなって分かるから、一緒に写真を撮ったり、握手したり。

俺はどっちかっていうと世代的に郷ひろみさん(70)や沢田研二さん(78)のモノマネとかをやって、レパートリーも思いっきり昭和なんですよ。

それが『鬼レンチャン』後はショッピングセンターとかの営業に行くと会場が吹き抜けで三階、四階とかあるじゃないですか。上の方までお客さんがびっしりいらして、子どもたちも目をキラキラさせて見てました。お店の人が言ってたのは『アナと雪の女王を歌った頃のMay J.さんと同じぐらい入りました』って」

――もちろん、営業でも「カラダぐぅ」って歌うんですか?

「もちろん、歌う。それから、布施明さん(78)の『君は薔薇より美しい』ですね。『変わった』のところを『くるっくぅ~』にして。これも、全部あ行だと出ないので、う行に変換して生まれたの」

――『鬼レンチャン』の前と後では収入面にも変化があったのでは?

「年収で言うと三倍ぐらいにはなりました(笑)。だから、『資産運用とかしたほうがいいですよ』って言われるんだけど。今もう目の前のお仕事に目いっぱいなんで、そっちのほうがなかなか。ちょっと山下さん、教えてください。もう成功者だって分かってるから(笑)」

還暦を目前にして『鬼レンチャン』で大ブレイク。「カラダぐぅ」の一言で、今も老若男女が満員の会場を沸かせています。しかし、ほいさんは芸歴44年で培った、マジック、ミュージカルなど、まだまだベールに包まれたエンターテインメントな部分を持っています。

個人的には、ほいさんがショーパブ時代にやっていたというMr.マリックさんの師匠・Mr.ガーリックをどこかで見てみたいものです。

●インタビューマン山下
1968年、香川県生まれ。1992年、世界のナベアツ(現・桂三度)とジャリズム結成、2011年に解散。同年、オモロー山下に改名し、ピン活動するも2017年に芸人を引退しライターに転身。しかし2021年に芸人に復帰し現在は芸人、ライター、山下本気うどんプロデューサー、個人投資家、ファイナンシャルプランナーとして活動中。

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