「魯冰花」は客家の文豪、鍾肇政の同名小説を基にした作品で、60年代の農村を舞台に、格差や教育の問題を描いた。台湾では1989年に公開された。ヤン・リークオ(楊立国)監督がメガホンを取り、ウー・ニェンチェン(呉念真)が脚本を担当した。国家映画・視聴文化センターがデジタル修復を手がけ、デジタルリマスター版は今年5月、フランス・カンヌで開かれた第79回カンヌ国際映画祭の「カンヌ・クラシック」部門で世界初上映された。
国家映画・視聴文化センターの褚明仁(ちょめいじん)董事長(会長)は、同作を再上映したいと考えた背景について、同センターが実施した「いちばん好きな台湾長編劇映画」の投票で、同作が多くの票を集めたことを挙げた。「これはさまざまな世代による投票。みんな(同作を)忘れていると思っていた。でも実は『魯冰花』の魅力は大きかった」と語った。また、再上映に当たり、複雑な権利関係の処理に多くの労力を費やしたと明かした。
(洪素津/編集:名切千絵)








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