全国高校総体バスケットボール大会も、8月2日が最終日。男女の決勝戦が行われて、会場となった大阪市のAsueアリーナには、超満員の観衆がつめかけました。

アンダー世代の代表選手揃えた福岡大大濠vsスピードある攻撃が持ち味の北陸

男子決勝は、前日の準決勝で開志国際(新潟)との激闘を制した福岡大大濠(福岡)と北陸(福井)の対戦。

序盤は、アンダー世代の代表選手を揃えた福岡大大濠に対して北陸が持ち味のスピードある攻撃で互角に渡り合います。

スピードに加えてパスも出せる選手を揃えた北陸が、ディフェンスから鋭い切り返しで得点を重ねて、一時はリードを奪います。

オールコートのディフェンスで相手の持ち味を封じる福岡大大濠

しかし、準決勝で13点のビハインドを跳ね返した福岡大大濠。この試合も落ち着いて反撃します。

白谷柱誠ジャック選手、本田蕗以選手といった得点力のある選手が、確実にポイントを積み重ねて第1クォーターのうちに22対18と逆転すると、第2クォーター以降は、前線からプレッシャーをかけるオールコートのディフェンスで北陸の速攻を封じ込めたうえで、ゴール下でも粘り強さを見せて、徐々に北陸を突き放していきます。

福岡大大濠・白谷選手「チームとして完成していない部分もあるのでより強くなれると思う」

チームを率いる片峯聡太監督が「準決勝で大きくリードを奪われながら、自分たちで解決策を見つけて、勝利に結びつけたのが大きかった。今日の出来はまだまだだったが、大会を通してチームとして成長を見せてくれた」と振り返ったように、この試合も、相手の出方をしっかりと見たうえで、40分間トータルでゲームをコントロール。終わって見れば85対62の圧勝で9年ぶり5回目のインターハイ制覇を飾りました。

【高校総体バスケ】福岡大大濠(福岡)が北陸(福井)を圧倒 盤...の画像はこちら >>

永善元希主将が「目標は三冠、まずは一つ目をとれたが、次の目標(トップリーグ、ウインターカップ)に向けてしっかりチームをつくっていきたい」と話すと日本代表合宿にも参加経験のある白谷選手が「インターハイに優勝できたことは素直にうれしい。ただ、まだまだチームとして完成していない部分もあるのでより強くなれると思う」と語った福岡大大濠。更なる可能性を見せながら、選手一人一人が、個々の特徴をアピールした上で、きっちりと役割を果たしてタイトル獲得です。

エース離脱後に“日替わりヒーロー”が生まれた京都精華学園

男子決勝に先立って行われた女子では、京都精華学園(京都)が粘る東海大福岡(福岡)を振り切り2年ぶり4回目の優勝を飾りました。

前日の準決勝では、ホームの大声援を背に気迫で挑んでくる大阪薫英女学院(大阪)の追撃を退けて関西対決を制した京都精華。

この試合も、準決勝同様に留学生の2人を中心に高さを生かした攻撃で先に試合の主導権を握ります。

第1クォーターで17対12と5点のリードを奪うと、第2クォーターには途中出場の選手も含めてコートに送り込まれた全員が躍動します。

「エースの吉田ひかり選手が離脱した後、ほかの選手に、『わたしがやらねば』という気持ちがうまれて、いろんな選手が活躍してくれた。日替わりヒーローというか、3人4人の頑張る選手が生まれてきたのがうれしい誤算だった」と山本綱義監督が話したように、個々の選手が持ち味を発揮して37対21と大きくリードして前半を折り返します。

京都精華学園が4回目のインターハイ制覇

【高校総体バスケ】福岡大大濠(福岡)が北陸(福井)を圧倒 盤石の強さで9年ぶり優勝!福岡大大濠・白谷柱誠ジャック選手「まだまだ、より強くなれる」 女子は個々の持ち味発揮した京都精華学園(京都)が東海大福岡(福岡)をふりきり4回目の戴冠
MBS

しかし、東海大福岡もあきらめません。後半に入るとディフェンスの強度をあげて、じりじりと追い上げていきます。

第3クォーターで点差を詰めて試合の流れを引き寄せると、第4クォーターには猛反撃、残り3分で7点差と十分に逆転可能な点差まで迫ります。

それでも京都精華は、慌てませんでした。「第4クォーターは、相手が全力で、死に物狂いで追い上げてきた。それをどうしのぐか、そこはディフェンスしかない」と伝えた山本監督。

その期待に選手たちがこたえました。なかなか得点が奪えない中でも、ディフェンスで踏ん張って相手に得点を許しません。

そして残り1分半を切ったところで、リバウンドに得点とインサイドで奮闘していたオディア・リッツ選手が貴重な追加点。

60対51としてリードを9点差にひろげて、東海大福岡の勢いを断ち切りました。

その後も、全員が一体となった集中力をみせて東海大福岡に得点を許さなかった京都精華学園。苦しい戦いを勝ち抜いて見事に4回目のインターハイ制覇です。

【全国高等総体バスケットボール競技 結果】
決勝
(男子)
福岡大大濠(福岡) 85―62 北陸(福井)
9年ぶり5回目の優勝

(女子)
京都精華学園(京都) 60―51 東海大福岡(福岡)
2年ぶり4回目の優勝

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