6人組グループ・SixTONESの松村北斗と俳優の今田美桜がダブル主演を務める、映画『白鳥とコウモリ』(9月4日公開)の公開前夜祭が3日、都内で行われ、松村と今田をはじめ、柄本佑、吉田羊、岸善幸監督が登壇。原作者で7月23日に大腸がんのため死去した作家・東野圭吾さんが完成作を鑑賞した際の反応を聞かされる一幕があった。


 今作は、東野さんの同名小説を実写化した作品。『白夜行』『手紙』の系譜を受け継ぎながら、ミステリーの枠を超えて「罪と罰」という核心的なテーマを重厚な物語で描く。

 松村が演じるのは、殺人事件の容疑者となった倉木達郎(三浦友和)の息子・和真。今田は、刺殺された善良な弁護士・白石健介(中村芝翫)の娘・美令を演じる。父親同士の事件をきっかけに出会った2人は、それぞれの父親の言動に違和感を抱き、やがて事件の真相を追うことになる。柄本は事件を調査する警視庁捜査一課刑事・五代努。吉田は殺害された白石健介の妻であり、美令の母親である白石綾子を演じる。

 イベント終盤、原作の出版社を通じて届いた東野さんの感想が紹介された。東野さんは、さまざまな感想を語る中で「ラストシーンがとても素晴らしかった」と称賛していたという。初めてその言葉を聞いた松村と今田は、そろって驚きの表情を浮かべた。

 松村は「ちょっと言葉にまとまっていないんですけど」と戸惑いながらも、「まず、そこまで集中してこの作品を見てくださっていたことを、すごくうれしく思います」と感激。物語がラストシーンへ向けて少しずつ積み重なっていく作品だと説明し、「ラストシーンが一番良かったと言っていただくのは、本当に最大の安心」と胸をなで下ろした。


 さらに「この作品の親である原作者の方にとって、いい映画だったということが、いろいろな種類の成功や安心がある中でも一つの大きな安心」とし、「とにかく感謝とお礼を伝えたい」と語った。

 今田も「驚きすぎて、すみません」と率直な反応を見せたあと、ラストについて「美令にとってはすごく複雑な感情になる場面でもあり、希望になるシーンでもある」と明かし、「私自身も大切に撮影させていただいていたので、そういう言葉をいただけてすごくうれしいです」と喜びをかみしめた。

 イベントの最後には、松村と今田でくす玉を割り、会場全体で本作の大ヒットを祈願して締めくくった。
編集部おすすめ