プレミアリーグといえば、巨額の移籍金を使ってスター選手を獲得するイメージが強い。しかしその一方で、売却する側としても莫大な利益を得てきたクラブも多い。
今回は『Planet Football』がまとめた、2026-27シーズンのプレミアリーグ所属20クラブにおける「クラブ史上最高額の売却選手」の移籍金トップ6をご紹介する。
6位:ブライトン
最高額で売った選手:モイセス・カイセド
移籍金:1億1500万ポンド(およそ248億円)
ブライトンの育成・補強戦略を象徴する存在がモイセス・カイセドだ。エクアドルのインデペンディエンテ・デル・バジェから獲得した際の移籍金は、わずか400万ポンドほどだったのだ。
そこからプレミアリーグで一気に評価を高め、中盤でのボール奪取、運動量、プレッシング能力を武器に欧州屈指の若手MFへ成長。最終的にチェルシーが1億1500万ポンドを支払い、ブライトン史上最高額の売却となった。
単純計算では、獲得時のおよそ29倍という驚異的な値上がりである。当時はアーセナルやリヴァプールも関心を示しており、複数クラブによる争奪戦が価格をさらに引き上げた。
5位:ノッティンガム・フォレスト
最高額で売った選手:エリオット・アンダーソン
移籍金:1億1600万ポンド(およそ250億円)
ノッティンガム・フォレスト史上最高額となったのが、エリオット・アンダーソンのマンチェスター・シティ移籍だ。その移籍金は1億1600万ポンドを記録した。
ニューカッスルの育成組織で育ったアンダーソンは、フォレスト移籍後に大きく成長。豊富な運動量、激しいプレス、ボール奪取能力を武器に、中盤で試合の流れを変えられる選手へと進化した。さらにイングランド代表にも定着し、国内トップクラスのMFとして評価を高めた。
その結果、マンチェスターの2チームを中心に複数クラブが獲得へ関心を示したとされ、最終的にシティがクラブ史上最高額を投じて獲得することになった。
4位:アストン・ヴィラ
最高額で売った選手:モーガン・ロジャーズ
移籍金:1億1700万ポンド(およそ252億円)
モーガン・ロジャーズのキャリアは、間違いなくここ数年で急激に加速したといえる。マンチェスター・シティの育成組織を経て、ミドルズブラで評価を高めると、アストン・ヴィラへ移籍。
その活躍を受け、この夏チェルシーが1億1700万ポンドという巨額を投じて獲得。1億ポンドを記録したジャック・グリリッシュを抜き、アストン・ヴィラ史上最高額の売却となった。
チェルシーにとっては高額な投資だが、長期的に攻撃の中心へ成長すれば十分に回収可能な年齢でもある。一方、ヴィラは戦力を失った代わりに、今後の補強を大きく進められるだけの資金を手にしたともいえる。
3位:ニューカッスル
最高額で売った選手:アレクサンデル・イサク
移籍金:1億2500万ポンド(およそ270億円)
2025年夏の移籍市場で最大級の話題となったのが、アレクサンデル・イサク。ニューカッスルでゴールを量産し、プレミアリーグ屈指のストライカーへ成長したスウェーデン代表FWのリヴァプール移籍だった。
彼をニューカッスルは簡単に手放そうとしなかった。長期契約が残っていたこともあり、高額な評価額を設定しており、リヴァプールとの交渉は進まなかった。しかし、イサク自身が練習参加を拒否するなど強硬に移籍を求めたこともあり、取引は合意に至った。
最終的にリヴァプールが支払った移籍金は1億2500万ポンドとなり、これがニューカッスル史上最高額の売却となった。
2位:チェルシー
最高額で売った選手:エデン・アザール
移籍金:1億3000万ポンド(およそ280億円)
チェルシーがエデン・アザールを売却したタイミングは、商売としては結果的に「これ以上ないほど完璧」だったといえる。
リールから加入したアザールは、プレミアリーグで長年にわたって圧倒的な存在感を発揮。ドリブル、加速力、得点、アシストすべてを高いレベルでこなし、チェルシーの攻撃を象徴する選手となった。
そして2019年、レアル・マドリーが総額1億3000万ポンド規模とされる巨額で獲得し、これがチェルシー史上最高額の売却となった。
しかし、スペイン移籍後のアザールは度重なる負傷に苦しんだ。チェルシー時代のようなキレを取り戻すことはできず、多くの試合を欠場しなければならなくなった。結果論ではあるが、チェルシーはアザールの市場価値が最も高い時期に売却したことになる。
1位:リヴァプール
最高額で売った選手:フィリペ・コウチーニョ
(C)Getty Images
移籍金:1億4600万ポンド(およそ315億円)
プレミアリーグ所属クラブの史上最高額売却で1位となったのは、リヴァプールとバルセロナによるフィリペ・コウチーニョの取引だった。
2018年1月のマーケットでリヴァプールからバルセロナへ移籍。その移籍金はボーナスを含め最大1億4600万ポンド規模とされており、当時でも「高すぎるのではないか」という声があった。
しかし、バルセロナは当時ネイマールをPSGに世界最高額で売却したばかりであり、その後釜となる選手の獲得が急務だった。その投資の理由は理解できるものだったが、残念ながらコウチーニョはスペインでは最後まで最適なポジションを見つけられなかった。
一方、リヴァプールはコウチーニョ売却で得た資金を使い、アリソンやフィルヒル・ファン・ダイクらを獲得。彼らの活躍もあり、チャンピオンズリーグとプレミアリーグを制するなど黄金期を迎えた。クラブ史を変えたという意味でも、1億4600万ポンドの売却は“最高の商売”の一つだった。
※選出基準は、各選手の実績に基づきながら筆者またはメディアの主観的判断も含んでおります。
筆者:石井彰(編集部)
画像提供:Getty Images

![ワールドサッカーダイジェスト 2024年 9/19 号 [雑誌]](https://m.media-amazon.com/images/I/61iNZutK1hL._SL500_.jpg)




![[ミズノ] フットサルシューズ モナルシーダ NEO SALA CLUB IN ホワイト/レッド 26.5 cm 3E](https://m.media-amazon.com/images/I/51KyBx5v2JL._SL500_.jpg)

![[ミズノ] フットサルシューズ モレリア TF ブラック/ホワイト 26.5 cm 2E](https://m.media-amazon.com/images/I/41P+itybOvL._SL500_.jpg)


