愛知県警はなんとも、ハレンチな男を雇ったものだ。愛知県警捜査1課などは昨年12月27日、強制わいせつや同未遂などの疑いで、同県警豊橋署地域課巡査の森崎港平容疑者(21)を逮捕した。
しかし、これでは終わらなかった。取り調べのなかで、余罪が発覚。
それはあくまで犯罪の一部。県警によると、同容疑者は高校生だった06年頃から、実家のある名古屋市や勤務先があった豊橋市で計約25件のわいせつ行為をしたと認めており、裏付けを進めている。
同容疑者は抵抗や反撃が少ない小中高校生を狙い、「警察官になり改心するつもりだった」と供述しているというから驚きだ。愛知県警はこんなハレンチな男を採用した上、5年余も逮捕できなかったことになる。昨年7月には豊橋市内のわいせつ事件現場近くで不審人物として住民に通報され、職務質問を受けていた。当時は警察官の身分を明かした上で、犯行への関与は否定していたが、名古屋市内の一部現場にあった遺留物のDNA型が同容疑者と一致し、逮捕につながった。
それにしても、高校時代からわいせつ行為を繰り返しながら警察官となり、なおも犯罪を続けていた同容疑者。
(蔵元英二)