結成記念日である5月29日、真矢の愛した地・秦野より全国22都市33公演の全国ツアー<LUNA SEA TOUR 2026 UNENDING JOURNEY -FOREVER->を開幕したLUNA SEA。その埼玉公演が6月25日と26日の2days、大宮ソニックシティ 大ホールで開催されたのだが、Rolling Stone Japanではその2日目のライブレポートをお届けする。


3月12日に有明アリーナにて開催された<LUNATIC X'MAS 2025 - OUR JOURNEY CONTINUES ->にて「今年は、真矢くんと一緒に全国のみんなのもとに行きます。真矢くんは「1曲でもいい、後半だけでもいい、1フレーズでもいい。必ず叩きに戻るから」(と言っていたので)俺たち4人もその想いを抱いて、どの会場に来ても必ず創造を超える、リミットを超える瞬間をみんなに届けたいと思います。過去最強のツアーにしたいと思います(RYUICHI)」と発表された今回のツアー。

LUNA SEAが大宮で魅せた、真矢の想いを連れて、リミットを超えた瞬間


その宣言通り、サポートドラマー・淳士(SIAM SHADE)のドラムセットの隣には真矢の最新ドラムセットが組まれており、スクリーンに真矢を中心としたLUNA SEAのビジュアルが映し出されると、美しいストリングスの奏でによる「I for You」と共にメンバー(RYUICHI(Vo)、SUGIZO(G, Violin)、INORAN(G)、J(B)、淳士(Dr))が登場し、オープニングナンバーとして「LUCA」を披露した。「その涙を拭うからこの詩で 君が自由を求めるなら君の羽ばたく僕は君の空になろう 君が羽を痛めたなら癒えるまでずっと星を灯すよいつまでも君の自由を──」と、真矢も含めたLUNA SEAとSLAVE(※LUNA SEAファンの呼称)で終わらせないストーリー=”UNENDING JOURNEY”を続けていく強い意思を感じさせる。そこから間髪入れずに「Dejavu」を全身全霊で歌い奏でれば、SLAVEたちもこれに全身全霊のシンガロングで呼応し、序盤からリミットを超えた音楽空間が鮮やかに創造された。

LUNA SEAが大宮で魅せた、真矢の想いを連れて、リミットを超えた瞬間


「LUNA SEA、2年ぶりの全国ツアーが始まりました! 昨夜も凄かったんですよ、大宮。今日はそれを突破していきたいなと思います! 大宮、盛り上がっていこうぜ! みんなもすでに感じていると思うけど、今夜も真矢くんの想いを連れてきているので……(大歓声が巻き起こる)飛ばしていくぞ! 飛ばしていくぞ! 飛ばしていくぞ!」

このRYUICHIのMCにさらにギアを上げたメンバーとSLAVEたちは突如披露された「Closer」で狂喜乱舞。そして「END OF SORROW」「SHINE」といったヒットナンバーやこれまた想定外の披露で驚きの声が響き渡った「FACE TO FACE」を交えながら、『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』オープニングテーマとしてもお馴染み「宇宙の詩 ~Higher and Higher~」に「静寂」と、『CROSS』愛聴家たち垂涎モノのライブが繰り広げられた。

LUNA SEAが大宮で魅せた、真矢の想いを連れて、リミットを超えた瞬間


RYUICHIも「今回はまたいろんな時代の曲を注入して神メニューを作っていきたいと思います!」と言っていたが、ひとつのツアーの中でセットリストを微調整するアーティストはいくらでもいるけれど、まだツアーの前半戦と言ってもいいタイミングでここまで大きくセットリストを変更するケースは稀有だ。これは、それだけLUNA SEAがLUNA SEAを終わらせない為の今回のツアーに懸ける想いの表れであろうし、まだまだこのツアーが続いていくことを考えると、この先も様々な時代や歴代アルバムを中心としたセットリストが組まれていくかもしれない。
真矢と歩んできた音楽人生を噛み締めながら、ここから新しいLUNA SEAに進化していく為の旅であり、冒険。そう改めて気付かされた大宮公演の前半は「静寂」で劇的に締め括られ、ライブは20分間のインターミッション(休憩時間)へ。

そして、後半の幕開けでは、真矢のドラムソロがスクリーンに映し出され、まるで今そこで演奏しているのではないかと思わせるほどの存在感を爆発させていく。ゆえにSLAVEたちも「今日は俺たちで新しい伝説をつくろうぜ! もっと来いよ! まだまだいけるだろ!」と煽る声に「真矢ぁぁぁー!」と笑顔や涙を浮かべながら幾度となく叫び続けていた。その声に反応するかのように「おまえら、最高に格好良いぜ!」と絶賛する真矢。そして、再びステージに現れたRYUICHI、SUGIZO、INORAN、J、淳士は、そんな真矢とSLAVEたちにありったけの愛を込め、この上なくホープフルなグルーヴを生み出しながら「TONIGHT」を届け、それに歓喜しながらSLAVEたちも共に歌い叫んでいく。さらには「大宮のみんなに久しぶりにこのナンバーを届けたいと思います」と、アルバム『CROSS』から「悲壮美」が披露されると、そのタイトル通りの悲しみを纏った美しい声とバンドサウンドに誰もが釘付けになっていた。

LUNA SEAが大宮で魅せた、真矢の想いを連れて、リミットを超えた瞬間


そんな感動的なムードの中で「いやぁー、よかったね。台風が明日になってね。嵐を呼ぶバンドという、大変なレッテルを貼られておりますから」と笑いを誘うRYUICHI。そして「昨夜も盛り上がったけど、今日もめちゃめちゃみんなのヴァイヴスが激しく届いてきているので、もういっちょ、いってしまいましょうか!」と、音楽でこの会場に狂乱の嵐を巻き起こすべく「STORM」が披露され、そのうねりをさらに激しくするべくアカペラからの「ROSIER」を畳み掛けるという暴走コンボでもって、洪水のようなシンガロングを生み出してみせた。そして「それでは、大宮のみんなに俺たち6人で次の曲を贈りたいと思います」と、アルバム『CROSS』の最後を飾った「so tender…」でライブ本編を締め括ったのだが、切なくもエモーショナルに響き渡る演奏の中で「君の温もり 途切れそうになっても 君が残した 声を離しやしない」と、真矢のドラムを叩く映像の前で歌い涙を誘い、今度は愛に満ちた優しいシンガロングを巻き起こしてみせた。


SLAVEたちの鳴り止まないアンコールとハンドクラップに誘われるように再登場したLUNA SEA。「このツアーがスタートして「FOREVER」という新曲をお届けしてますが(5月29日にシングルリリース)、聴いていただけてますでしょうか。6年ぶりのシングルということで、真矢くんもドラムを叩いているし、みんなでいろんな想いをそこに重ねて欲しいと思います」と紹介すると、その今回のツアータイトルにもなっている「FOREVER」を歌い奏で始めた。5人、もとい6人で「I'll love you forever もう一度 伝えさせて」という想いをその声で、その音で、そのメロディで、そのリズムで、そのグルーヴで、その心で何度も何度もメッセージしていく様はあまりにも美しく感動的で、この曲がこれからLUNA SEAの永遠のアンセムになっていくことを確信させた。

そして、RYUICHIの「メンバー紹介、いってみたいと思います!」というフリからメンバーひとりひとりがSLAVEたちに向けて語り始める。

LUNA SEAが大宮で魅せた、真矢の想いを連れて、リミットを超えた瞬間

淳士

淳士「淳士です! 昨日の続き、本当に凄いですね、皆さん。皆さんの凄さに負けないように、真矢さんと皆さんと共にこのツアー、全力で今後も叩かせて頂きたいと思います! よろしくお願いします!」

LUNA SEAが大宮で魅せた、真矢の想いを連れて、リミットを超えた瞬間

J

J「大宮ぁ! 大宮ぁ! 昨日に引き続きすげぇな、おい! 昨日、熱気が物のようにガン!って当たってきたんだけど、今日はそれ以上だね。どっからそのパワーが出てくるんだろうなと思ったんだけど、やっぱり、それは、真矢くんがね、呼び覚ましてくれるんだろうね。昨日も言ったけど、…いるね! 見えないだけでいるね、そこにね! 本当に今回のツアーは、真矢くんのドラムの響き、ビート、そして、偉業の数々を全国各地に響かせる。その為のツアーだなと、改めて思っております。今日で10本目なんだけど、熱さがね、高まってくれると嬉しくて、すごくエネルギーをもらいます! この勢いでファイナルまでいきましょう。誰も置いていかないから。
全員つれていくから! いけるか、大宮! どうもありがとう!」

LUNA SEAが大宮で魅せた、真矢の想いを連れて、リミットを超えた瞬間

INORAN

INORAN「すげぇな、おい。本当にすごいよ。さっき、真矢くんがそこで叩いていたときに「伝説をつくろうぜ!」と言っていました。僕たちの伝説は……まだこれから未来永劫に続いていく伝説があります。それを……今日この瞬間から! 伝説を永遠に! 5年後、10年後とつくりあげていこうじゃありませんか! 本当にどうもありがとう!」

LUNA SEAが大宮で魅せた、真矢の想いを連れて、リミットを超えた瞬間

SUGIZO

SUGIZO「大宮ぁ! 大宮ぁ! 大宮ぁ! すごい。さすが、第二の故郷ではなくて、我々のほぼ故郷。昨日を更新しています。というか、このツアー、回を重ねるごとにみんながギアをどんどんどんどん上げてくれて、真矢はそこでね、涙流しながら悔しがっているよ。初めてこの地でLUNA SEAがライブをやったのが、1990年。大宮フリークスでした。すごく重要なライブだったのを憶えているんだよね。それまでの俺たちの殻を破って、初めて何も考えずに本能的にライブを遂行するというか。
我々がステージ上を駈けずりまわってパフォーマンスするスタイルは、大宮フリークスで生まれた記憶があります。36年前。そのとき以降ね、90年代はよくこの小屋で。そして、クリスマスとか重要なタイミングで常にさいたまスーパーアリーナ。やっぱりね、紛うことなき、ここはね、俺たちのほぼ故郷! しかも、今日は、SLAVEのみんながたくさんです。その中でも初めての人?(挙手で反応)じゃあ、36年前の大宮フリークスにいた人?(「はーい!」とひとりだけ反応)素晴らしい。36年の時を超えて、まさにタイムリープして、俺たちと真矢と、SLAVE……じゃない、セレブのみんなと(笑)このツアーを最後まで……このツアーだけじゃないな。俺たちの命がある限り、全霊で音を届け続けますので。今、真矢が先に空に行ってしまって、この地上に残った俺たち5人……でも、繋がってるから。常に真矢は一緒だから。6人で突き進んでいきますので、引き続き、LUNA SEAをよろしくお願いします!」

LUNA SEAが大宮で魅せた、真矢の想いを連れて、リミットを超えた瞬間

RYUICHI

RYUICHI「どうもありがとうございます。10公演目ということでね。
すごく新しいものをつくれるツアーになったらいいなと思っていて。もちろん真矢くんを連れて6人で行くわけですけど、その場その場でみんなとの繋がりが深くなって。LUNA SEAのライブの見方だったりとか、自分たちのステージングもそうなんだけど、もしかしたらまた新しいLUNA SEAをみんなと一緒につくれるんじゃないかと期待しています! ……真矢コール、いきましょうよ。いい? ドラムス! 真矢!(「真矢ぁー!」と連呼するSLAVEたち)……どうもありがとう!」

メンバーそれぞれに熱い想いを告げたあとは「大宮! おまえら全員でかかってこい! かかってこい! かかってこい!」と煽りに煽ると、LUNA SEA恒例のクライマックスソングとして「WISH」がSLAVEたちの叫びと共に披露される。そして、この会場に集いし全員ではしゃぎながらこの曲を歌い上げると、ライブは真矢と淳士の魂が乗ったドラムからラストナンバー「UP TO YOU」へ。このツアーから改めて終わらせないストーリーを描いていく為の”始まりの鐘”を鳴らすべく、全身全霊で「雨に打たれても夢が滲んでも 明日を信じてこの手は離さない」と約束を交わすように歌い奏でるLUNA SEAと、それを受け止めながら今宵最後のシンガロングを全身全霊で響かせるSLAVEたち──。

こうして<LUNA SEA TOUR 2026 UNENDING JOURNEY -FOREVER->大宮ソニックシティ公演は幕を閉じたのだが、今回のツアーは<LUNA SEA TOUR 2026 UNENDING JOURNEY -TO RISE->なるタイトルの追加アリーナ公演の開催も発表されており、12月12日(土)13日(日)神戸ワールド記念ホール、19日(土)20日(日)有明アリーナまで続くことが決定している。

「もう一度、淳士も交えて、真矢くんと俺たちと新しい夢を見つけにいきましょう!」とRYUICHIが最後に告げた想いは、このツアーの中で彼らにどんな未来を見出させるのだろうか。ぜひこの先のLUNA SEAの”UNENDING JOURNEY”にも注目してもらいたい。

Official HP:https://www.lunasea.jp/
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