大相撲名古屋場所8日目(19日、愛知・IGアリーナ)

 トップを守った関脇・安青錦(安治川)に暗雲が漂った。平幕・隆の勝(湊川)の激しい突っ張りを食らい、懐に入れない。

足を止めずに追いかけて押し出した。ただ最後土俵際でいなされた際に、足がもつれて土俵下に転がり落ちた。土俵を下りた後も両手を土俵につけたまま動けなかった。

 支度部屋では大きな氷袋を左足親指に乗せた。親指を痛めたことを明かし「感覚的に(指が)入ってしまった。痛みはわからない」。春場所は同小指を骨折し初の負け越し。夏場所前の稽古で左足首を痛めて全休し、大関から陥落した。今場所は左足首は不安を抱え、テーピングを巻いて土俵に上がっている。ケガの質問が続くと「相撲内容の話をしましょう」とさえぎった。八角理事長(元横綱・北勝海)が「足は前から痛めているけれど痛いといわない」と評する男はこの日も多くを語らなかった。

 4連勝で3場所ぶりの勝ち越しに王手をかけた。

安青錦は「師匠(安治川親方)にいわれたことを一生懸命やってきたことが一番(の理由)」とうなずく。師匠の安治川親方(元関脇・安美錦)は取組前に「いつも変わらない」と状況を明かした。

 今場所で10勝以上すれば特例で大関に復帰できる。「体は動いているので最後までしっかり取りたい」と意気込んだ。

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