シック・オブ・イット・オール(Sick of It All)のフロントマン、ルー・コラーが死去した。コラーは腺がんとの闘病を続けていた。


バンドは米現地時間24日、SNSへの投稿を通じてコラーの訃報を発表した。

「世界中のハードコア・ファミリーに、仲間のルー・コラーの死をお伝えしなければならないことを、信じられないほど悲しく思います。いま私たちが感じている喪失の大きさは、言葉では言い表せません」

今年はシック・オブ・イット・オールの結成40周年にあたる年だった。コラーの年齢と死亡日は、発表時点では明らかにされていない。

メンバーはさらに、コラーが長年にわたって示してきた「仲間を思う気持ち、献身、そして情熱」は、最後まで揺らぐことがなかったと称えた。

「私たちは、かけがえのない友人であり、象徴的なフロントマンを失いました。ルーには、笑顔と皮肉の利いたひと言で、ライブにいる全員の気持ちを盛り上げる力がありました。どの国、どんな文化圏で演奏しても、世界中の人々の心をつかんでいました」

2024年6月、コラーは食道から胃にかけて腫瘍が見つかったことをファンに報告。治療を受けるため、ツアー活動を休止すると明かしていた。

1986年、ルーは兄弟のピート・コラー、ドラマーのアーマンド・マジディとともに、ニューヨーク・クイーンズでシック・オブ・イット・オールを結成した。1989年にデビューアルバム『Blood, Sweat and No Tears』を発表。絶え間ないツアー活動を通じて、ニューヨーク・ハードコアを代表する、最も広く知られたバンドのひとつとなった。


1993年からベースのクレイグ・セタリが在籍する同バンドは、2018年に最新アルバム『Wake the Sleeping Dragon!』をリリース。その後も精力的にツアーを続けてきた。

バンドは声明のなかで、コラーが病と闘う間、治療費を支援する基金に寄付した人々への感謝も伝えている。

「彼の闘いはいま終わり、ようやく安らかに眠ることができます。彼がこの世界に残した、美しく前向きな足跡を、どうかいまもどこかで見て、感じてくれていることを願っています」

from Rolling Stone US
編集部おすすめ