ヤマサ醤油 高付加価値品投入 厳しい環境でも「挑戦」
 ヤマサ醤油は2026年度下期(7~12月)の取り組みを明らかにした。10月1日納品分から一部商品の価格改定を実施する一方、8月17日から家庭用新商品「旨みの一滴 5種の厳選だし」を発売するなど、厳しい環境の中でも「挑戦」を継続する。
7月15日に都内で開いた新商品発表会で濱口恭一取締役営業本部マーケティング部長が強調した。

 同社は新商品発表会で上期(1~6月)の状況を報告した。上期売上高は前年を上回る水準で推移。6月は天候要因で苦戦したものの、上期累計では醤油、食品ともに増収で着地した。

 家庭用の醤油では「鮮度生活」シリーズが堅調に推移した。その中でも300㎖鮮度ボトル、「減塩しょうゆ」が伸長。300㎖は「世帯人数が減少している中で、つけ・かけにも調理にも使える『ちょうどいいサイズ』として受け入れられている」(濱口取締役)。

 減塩は「健康意識の高まりを背景に、当社が長年提案してきたおいしさを我慢しない健康という価値が浸透してきている」(同)。

 家庭用の食品では「ぱぱっとちゃんと これ!うま
ヤマサ醤油 高付加価値品投入 厳しい環境でも「挑戦」の画像はこちら >>
つゆ」が好調に推移した。25年秋からTVCMの放映を再開し、さらに4月から中村倫也さんを新たに起用したTVCMの放映を開始。特に若年層やヤングファミリー層への訴求を強化した結果、「新規購入者が増加し、購入から離れていたお客様にも再購入の動きが見られるなど、確実な成果につながっている」(同)。

 同社は新商品発表会で下期の取り組みも明らかにした。
夏場の冷たい麺の需要期を通して、ストレートつゆ、その中でも主力の「そうめん専科」「ざるそば専科」「ごまだれ専科」などの提案を強化し、需要の獲得を図る。

 価格改定について「お客様に負担をお願いすることになるが、安全・安心で高品質な商品を安定的にお届けしていくために必要な判断ということをご理解いただきたい」(同)とする一方、「このような環境だからこそ挑戦する姿勢を失ってはならない。挑戦の一つとして『旨みの一滴 5種の厳選だし』を発売する」(同)。

 「旨みの一滴 5種の厳選だし」は300㎖鮮度ボトルを採用し、かける用途に特化した高付加価値商品。同社は「醤油市場が成熟していく中でも、お客様の新たな使用機会を創出し、市場の活性化につなげていきたい」(同)と強調。さらに今後について「おいしさで食卓に貢献するという原点を変えることなく、価値ある商品を提供していきたい」(同)。

ソース
編集部おすすめ