ワインの間口拡大に挑戦「メルシャン・ワインズ」 スペイン産+国内製造の合わせ技
ラベルもおしゃれな「メルシャン・ワインズ ダンデライオン」
飲みやすい味を手ごろな価格で

 日本の消費者の味覚に合うワインを、世界の優れた生産者とともに共創する「Mercian Wines(メルシャン・ワインズ)」。日常の中の非日常感やプチ贅沢を求めるニーズに応え、家庭での飲用機会拡大に取り組む。


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ラベルもおしゃれな「メルシャン・ワインズ ダンデライオン」 8月25日から発売する「メルシャン・ワインズ ダンデライオン」(レッド/ホワイト)は、おしゃれで覚えやすいパッケージデザインと、フルーティで飲み飽きないやさしい味わいが特徴。ワインに詳しくない人でも手に取りやすく、気軽に楽しめるよう開発した。720㎖PET、度数11%、オープン価格。

 「スティルワインはフルボトル500~999円の価格帯が、スーパーでの販売の46%を占める。ボリュームあるカテゴリーを活性化することが、ワイン市場全体の活性化にもつながる。価格競争で需要を奪い合うのではなく、お客様に『もう一本買いたい』と思っていただける価値をお届けしたい」。ブランドを統括するメルシャンマーケティング部の小泉麻衣氏が説明する。

 「幸せ」の花言葉を持つ“たんぽぽ”を意味するダンデライオン。

 「メルシャンでは今年から『自然のめぐみを、幸せにかえてゆく。』との企業パーパスを設定。独自の技術で自然のおいしさを引き出して飲み物に変え、お客様に幸せをお届けすることがミッションだと考えた」。そう話すのは、商品開発を担当したマーケティング部の洞口萌実氏。


 「肩の力を抜いて『明日もがんばろう』という幸せな気持ちにさせてくれるお酒がワインだと思う。飲み飽きないやさしいおいしさが、幸せの時間を長続きさせるとのコンセプトで開発した」。

PET容器を採用 利用シーン広げる

 この価格帯で店頭に並ぶワインには、チリ産の力強い味わいのものが多いことから「ワインは渋くて飲みづらい」という不満を持つユーザーも多いという。

 そこでスペイン南東部バレンシアのボデガス・ビニバル社と共創。地中海の温暖な気候のもとでつくられる果実味豊かなワインをベースに、メルシャン藤沢工場(神奈川県)製造のワインをブレンド。独自開発の濃厚ぶどう果汁も加え、日本の食事にも合う飲みやすい味に仕上げた。

ワインの間口拡大に挑戦「メルシャン・ワインズ」 スペイン産+国内製造の合わせ技
メルシャン藤沢工場のイベントで商品を紹介
メルシャン藤沢工場のイベントで商品を紹介 「スペイン産100%だと個性が立った味になり、この価格帯で日本人好みのワインを実現するのは難しい。藤沢のワインをブレンドすることでとげを抑え、全体に丸みのある味わいに仕立てた」(洞口氏)。

 容器には、びんと同等の品質保持性を備えた“ワインのためのPETボトル”を採用。軽量で扱いやすいためさまざまなシーンで気軽に選べる。

 ダンデライオンの語源であるライオンをモチーフとしたおしゃれなラベルが目印。ホワイトには「今日の幸せ」を表現したたんぽぽの花、レッドには「明日への希望」を込めた綿毛のイラストをあしらった。
手に取りやすい価格とともに、PETボトルながら高級感あるパッケージでもアピールする。

 「メルシャン・ワインズの中でも、これまでで最も日本のお客様に親しんでいただける味わいになっていると思う」と自信を示す小泉氏。

 「たとえばボルドーの中では飲みやすいワインでも、エントリーする方にとってはそうでないこともある。今回はスペイン産に国内製造ワインをブレンドし、それぞれの良さを最大限に引き出した。店頭では輸入ワインの棚に並べることで、その良さをお客様に気づいていただけるようにしたい」。

 PETボトルの他にも、容器の多様化を進めるメルシャン・ワインズ。なかでもボトル缶入り「サニーサイド オーガニック」は、女性が一人でも飲みきれるサイズでスパークリングワインの新たなシーンを開拓中。また紙パック入り「フルーツスキップ」も、「ワインを連れてでかけよう」をコンセプトにユーザーの選択肢を広げる。

 「新しい容器がワインへの入り口として機能しているほか、ヘビーユーザーの中にも『こういうのでよかったんだよ』という方も。これまでワインに親しんでいた方の飲用頻度を上げることにもつながっている」(小泉氏)。

 ワイン市場の再拡大へ、メルシャンの新しい挑戦が続く。

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