元イングランド代表FWウェイン・ルーニー氏が、トーマス・トゥヘル監督の采配に敗因があるとの見解を明かした。イギリスメディア『BBC』が伝えている。


 FIFAワールドカップ2026準決勝が15日に行われ、イングランド代表はアルゼンチン代表と対戦。55分にアンソニー・ゴードンが先制点を決めたものの、85分にエンソ・フェルナンデスに同点弾を許すと、90+2分にはリオネル・メッシのクロスからラウタロ・マルティネスに勝ち越し弾を決められ、1-2で逆転負けを喫した。

 リードを手にしたイングランド代表は72分にゴードンを下げて、エズリ・コンサを投入して5バックに変更すると、82分にもダン・バーンやニコ・オライリーを投入して逃げ切りを図ろうとしたが、これによって攻め込まれる展開が続いてしまい、逆転を許す結果となってしまった。

 試合後、ルーニー氏は「非常に有利な状況を作れていたのに、その後どうすべきかわからなくなってしまっていた。守備的に引いてしまい、相手に攻め込まれるのを許してしまったんだ。相手は次々とチャンスを作り出し、ついに我々は崩れてしまった。本当に残念だ」と守備的な姿勢に変更した采配を批判した。

「アルゼンチンは世界王者だ。その実力差が勝敗を分けることは分かっていた。我々が行った選手交代も功を奏さなかった。打ちのめされた気分だ。こうした大会で勝つには、時に少しの運も必要になるものだ」

「先制点を奪った後、追加点を狙いに行こうとしなかった。
選手にとっても、私にとってもそうだが、トーマス・トゥヘル監督が下した決断は一種の賭けだった。彼が選んだ賭けは5バックにすることだったが、それによって相手に試合の主導権を握らせてしまった」

「今夜の敗因は、トゥヘル監督が下した決断にあった。あまりに消極的だった。トゥヘル監督は何も変えなかったが、アルゼンチンは攻勢を強めてきた」

「一流の監督なら、状況に応じて対策を講じ、さらに守備的に引くようなことはしないものだ。むしろ、より攻撃的な姿勢を見せ、試合のテンポやリズムを変えようとするはずだ。彼の判断は間違っていたと思う。世界王者である相手に対して、そんな甘い対応は通用しない。これが最大の試練だったが、我々はそれに失敗したということだ」


【ハイライト動画】イングランド代表は逆転負けで決勝進出ならず

編集部おすすめ