スペイン紙『アス』は、バレンシアでのキャリアを始めたMF佐藤龍之介のあれこれを紹介している。

 バレンシアに加入した佐藤は、プレシーズンで高パフォーマンスを見せると、22日のエルデンセ(スペイン2部)とのテストマッチで、実戦デビューかつ初得点となるゴラッソまでマーク。
「彼には光るものがある」と現地メディアに言わしめるほどのプレーぶりで、活躍への期待がさらに膨れ上がっている。

 そんななかでスペイン紙『アス』は、佐藤龍之介の「龍」という漢字が「ドラゴン」を意味すると紹介しつつ、「“ドラゴン・サトウ”の牙」と銘打ち、初得点については「“ドラゴン”はペナルティエリア手前から見事なゴールを決め、その牙を剥き出しにした」とファンタジーや伝説に登場する架空の生物のような、“力強い”シュートだったと振り返った。

 また同紙は、カルロス・コルベラン監督のコーチ陣がロス世代のアタッカーに対して、守備面(プレスのかけ方やリトリートのタイミング)の戦術的な概念の指導に注力すると同時に、持ち味である俊敏性やスピードを損なうことなく体格を強化するためのフィジカル・コンディショニング計画も進めている、と指摘。とくに、「有望な日本人選手は近年、欧州の『5大リーグ』への挑戦を見据えて、まずはベルギーリーグ(ケイスケ・ゴトウ、リョウタロウ・イトウ、リヒト・ヤマモトらの例に見られるように)のような『マイナー』なリーグで、欧州の試合展開やテンポに順応し、段階的にステップアップするのが一般的」と実情に触れた上で、「しかしサトウは、憧れであるタケ・クボの足跡を追うように、迷うことなくバレンシア入りを決め、いきなりラ・リーガの舞台へと飛び込んだ」とJリーグから欧州5大リーグへの“直接”移籍は、珍しいことだと綴った。

 自身初の海外挑戦で、かつて日本人選手が“不毛”とも言われたスペインを選んだ佐藤。「今シーズンは人間的かつ職業的な成長において、極めて重要な意味を持つ」と位置付けた『アス』は、「ハビ・ゲラはサトウの適応を助けてくれる選手のひとりだ。お互いに年齢が近く、英語を話せるという共通点もある」とスペイン代表デビューを飾ったばかりの23歳MFが良き理解者となっていることも併せて伝えている。


【初得点】“名刺代わりのゴラッソ”を決めた佐藤龍之介



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