アーセナルは3日、ブラジル代表FWガブリエウ・マルティネッリがアル・ヒラルへ完全移籍することを発表した。

 2019年夏、ブラジル4部相当のイトゥアーノからアーセナルへ加入したマルティネッリは、同年12月に就任したミケル・アルテタ監督のもとで着実に成長。
爆発的なスピードを武器に左ウイング(WG)の定位置を掴み、2022-23シーズンにはプレミアリーグで二桁得点を達成した。在籍した7年間での通算成績は278試合出場62ゴール36アシスト。低迷していたアーセナルの復活を支え、昨シーズンには22年ぶりのプレミアリーグ制覇を成し遂げた。

 しかし、昨シーズンは先発起用の機会が減少し、今シーズンも開幕に先立ち行われたFAコミュニティ・シールドから3試合連続でベンチ外に。アルテタ監督の構想から外れたことで、サウジアラビア屈指の強豪へ新天地を求めることとなった。移籍金はアーセナルのクラブ史上最高売却額となる7000万ユーロ(約127億円)と報じられている。

 無名の若者からプレミアリーグ王者へ。クラブ史に名を刻んでノースロンドンを去ったマルティネッリは、自身の公式インスタグラムに次のようなメッセージを投稿した。

「ついにこの日が来てしまった。正直なところ、まだ別れの言葉を綴る準備はできていないけど、それでも書いてみることにする。7年前にここへ来た時、僕はまだ18歳になったばかりの少年だった。心の中ではずっとここにいられると思っていた。
でも、人生は常に変化し、時には思い描いていた道とは違う方向へ進むこともある」

「僕たちはいつかチャンピオンになれるだろうか? 新しいクラブ、国、文化に馴染めるだろうか? チャンピオンズリーグ(CL)でゴールを決められるだろうか? 重要なゴールを決められるだろうか? オリンピックやワールドカップに出場する機会はあるのだろうか? そして、ワールドカップでゴールを決めるなんて想像できるだろうか? 18歳のガブリエウの頭の中には、そんな思いが渦巻いていた」

「そして、僕たちはそれをやり遂げた。FAカップとコミュニティ・シールドを制覇し、ついに長年待ち望んでいたプレミアリーグで優勝を成し遂げた。ブラジル代表ではオリンピックの金メダルを獲得し、ワールドカップに2度出場して特別なゴールを決めた。そして、アーセナルでは98ゴールに貢献することができた」

「このクラブで7年間を過ごし、まるでヘイル・エンド(アーセナルの育成組織)の養子になったような気分だ。長年に渡り僕を支え、成長を見守ってくれた家族のような存在に出会えたと感じている。スタッフとチームメイトには感謝しかない。シェフ、キットスタッフ、医師、ドアマン、警備員、メディアチーム、清掃スタッフ、理学療法士。そして2019年から今日までの僕の物語をともに歩んでくれたすべてのチームメイトに感謝する。この道のりで僕を成長させてくれたすべての人に感謝している」

「そしてファンのみんなへ。すべてに感謝している。初日から僕を温かく迎え入れてくれた。どんなことがあっても、ピッチに立つたびにこのユニフォームのために全力を尽くそうと努力してきた。
アーセナル、僕を信じ、世界に力を示す機会を与えてくれてありがとう」

「何よりもまず、この道のりをずっと支えてくれた家族と妻に感謝したい。僕たちが困難を乗り越えるために必要不可欠だった、あらゆる精神的な支えを与えてくれた。長い道のりだった。多くの歴史があり、そして今、それは終わりを迎えた。涙を堪えながらこれを書いている。7年間を言葉にするのは本当に難しいことだ。35から11へ。Once a Gunner, Always a Gunner. さようなら、そして改めてありがとう」


【動画】マルティネッリとアーセナル、7年間の軌跡


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