24歳未満のA級ボクサー(8回戦以上)などが対象の日本ユースタイトル戦2試合が行われた。スーパーフェザー級王座決定戦は丸元大五郎(23)=大成=が、池上いつ己(22)=八王子中屋=に1回TKO勝ちし初タイトル獲得。

スーパーウエルター級は王者・佐々木る玖(23)=KWORLD3=が、住田琉斗(22)=千里馬神戸=に僅差判定勝ちで初防衛した。通算成績は丸元が5勝(5KO)、池上が5勝(2KO)5敗3分け、佐々木が11勝(5KO)4敗2分け、住田が9勝(3KO)1敗。

 丸元が試合開始からわずか142秒で新王者となった。プロデビューから5連勝5KO。初のタイトル戦を制し「結果を出せてよかった。1ラウンドから打ち合うと決めていた」と笑顔。いつもは厳しいセコンドの父、元東洋太平洋ウエルター級王者の大成会長(50)も「きょうは合格点」と表情が緩んだ。

 関西に乗り込んできた池上が初回ゴングから襲いかかってきたが「想定内だった」と大五郎。冷静に見極め、ワンツーや左ボディーブローでダメージを与えた。右ストレートで最初のダウンを奪い、立ち上がってきたところに連打をまとめてTKOを呼び込んだ。

 アマ時代を含めても初のタイトル獲得。だが、父とリング上で記念撮影におさまる時も、ベルトは肩に下げたままだった。

「ここは通過点。腰に巻くのは自分自身が納得したベルトと決めている」と言い切った。

 現在、同級の東洋太平洋ランキングは13位。「急がず、来年あたりに挑戦させたい」と大成会長。大五郎は「父を超えるのは大前提。海外で世界挑戦し、倒して勝つところまでイメージしている」と頼もしい。父も届かなかった世界のリングへ、親子二人三脚で歩みを進める。(田村 龍一)

 ◆丸元 大五郎(まるもと・だいごろう) 2002年8月10日、兵庫・三田市生まれ。23歳。父の影響で小学1年でボクシングを始め、中学時代はU15全国大会3連覇。興国高から大商大へ進み、23年に国体3位、全日本選手権3位。24年度関西リーグMVP。

昨年4月、大成ジムよりB級(6回戦)でプロデビュー。身長178センチ。右ボクサーファイター。

 〇…佐々木が、ジャッジ3者いずれも76―75と1ポイント差の辛勝で初防衛した。日本スーパーウエルター級8位の自身よりも上位の7位にいる無敗の挑戦者・住田に、序盤は手を焼いたが、中盤以降はフィジカルで優位に立った。亀田史郎氏が主宰したボクサー育成企画「3150ファイトクラブ」の1期生。その系譜を継ぐKWORLD3ジムの看板選手となり「勝因は気持ち。背負っているものが違う」と胸を張った。

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