4人組ダンスパフォーマンスグループ「s**tkingz」(シットキングス)が、25、26日に横浜市・ぴあアリーナMMで主催フェスを開催する。このほどスポーツ報知の取材に応じ、意気込みなどを語った。

 2年ぶり2回目となる今回のフェスは「会社」がテーマ。4人は倒産寸前に陥っている会社の「緊急対策室」で働く人という設定で、フェスとしては珍しく全体を通してストーリー性のある演出を予定している。

 普段から名だたるアーティストの振り付けなど裏方業にも携わるs**tkingz。出演者には懇意にしている三浦大知、SKY―HI、C&K、こっちのけんと、STARGLOWらが名を連ね、リーダーのshoji(41)は「パフォーマンスがすてきな人を選んだ。それぞれのファンの方に『この人たちすごいんですよ!』というのを見てもらえるのは楽しみです」と胸を踊らせた。

 演出面に携わるからこそ、それぞれの魅力が最大限に伝わるステージを考案。「ダンスと音楽をシェアする喜びを分かち合えたら。自分の推しだけじゃなく、いろんな音楽をみんなで愛して楽しんでほしいです」と熱く呼び掛けた。

 フェスのテーマにちなみ、2007年の結成から最も危機的状況だった時期について回想。2020年のコロナ禍初期を挙げ「いろんなアーティストさんがみんなを勇気づけようと自分たちのライブを配信しようとしてたじゃないですか。僕らも今までの舞台を公開しようと準備してたんですけど、音楽の著作権の関係でできなかった」。それまでは他のアーティストの曲を使ってパフォーマンスしていたため「みんなができる活動が自分たちはできないとなってのはピンチだった」と振り返った。

 それでも、ピンチはチャンス。これを契機にオリジナル楽曲の制作にも力を入れるようになり、これまでにシングル10曲以上、アルバムも5作品を抱えるまでになった。

 表現力の幅が広がり、2023、25年には歌唱しないダンスグループとして初めて日本武道館で単独公演を開催。コロナ禍を転機にグループとしての魅力も一層高まっていった。

 さらに、ここ数年はソロ活動も多岐化。「ソロのプロデュース公演と絵本の制作子どもに向けてのエンターテインメントを視野に入れた活動が多くなりました」(NOPPO)、「2025年の春くらいにいろいろいろ見たり勉強しよう思って一人でイギリスに2、3週間くらい行ったんですけど、『もっとここに長くいたいかも』ってなった。それで、今年の夏から留学することになりました」(Oguri)、「木村拓哉さんとかNissy、Mrs. GREEN APPLEの演出とかをすることがあった。木村さんのは完全に演出家として、Nissyは自分もダンサーとして出る、ミセスは振り付けとそれぞれ違った関わり方をした。俯瞰(ふかん)で見たりステージ上から見たりすごく考える時間でした」(kazuki)、「地方にダンスを教えに行くようになって、ダンスの悩みとかその地域によってどんな苦しみがあるのかとかを話す機会を作った。人がどんなことに悩んでるのか聞いて、今後自分がどういう人生を歩むべきか考えるフェーズに入った気がしています」(shoji)。Oguriが「蔦(つた)の長い葉っぱみたい」と表現するように、それぞれの才能を生かした時間を送っている。

 来年は結成20周年の節目。

kazukiは「s**tkingzは踊るだけじゃなくてクリエイティブも頑張ってる。そういったものも表に出せるように、裏側が表になるコンテンツができたら良いなと思っています」とさらなる新プロジェクトの存在を示唆した。「自分たちの脳みそを解放して見せられる機会があればやりたいですね」。まだまだ無限の可能性を秘める4人が、己の道を突き進んでいる。

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